モンスターハンター4Gがクソゲーな理由

モンハン4Gパッケージ
いきなりだが結論から言わせてもらおう。

モンスターハンター4Gはクソである。

発売日にこのソフトを買った私だが、去年の年末に売った。
さすがクソなだけあって発売から2か月半しか経っていないのに、買取価格は3100円にしかならなかった。(定価6000円ぐらい)
しかし、それでもこのソフトを所有し続けることは我慢がならない。
買ってしまったこと自体が屈辱である。

クソだと思う理由

そこまで思わせてしまうほどのクソな理由をここでは述べようと思う。
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1、極限状態の難易度がクソ。

きっと最も多くの賛同を得られるだろうモンハン4Gのクソポイントはこれであろう。
弾かれ部位が多過ぎ・敵の動きが早過ぎ・抗竜石の効果時間が短い、などの要因がここに集約されている。
世の中のライトユーザーはまず100%ついていけない。

私は昔からアクションゲームが得意である。
だから極限状態・ギルドクエストのレベル140でもほとんど死なずにこなせる。
しかし、こんなヤツは「ライトユーザー」ではない。
「ヘビーユーザー」もしくは「コアユーザー」、つまり少数派である。

当たり前のことだが、世の中の過半数以上はライトユーザーだ。
ゲームに限らず、ヒットする商品は「いかにライトユーザーを多く取り込むか」にかかっている。

さらに言えば、ニンテンドー3DSというハードの購入層から考えても、プレイする人の多くはライトユーザーと考えるのが妥当だろう。
それなのにこの難易度はない。
これはモンハン4のギルドクエスト・レベル100の時からそう思っていた。
あんな難易度は大衆向けゲームでやってはいけない。

2、敵の攻撃がゲーム内の物理法則ルールを無視。

ゲームにはルールがある。
そのルール内で試行錯誤するからゲームは楽しいのだ。
チート(改造)をするとそのゲームにすぐ飽きてしまうのはそのためだ。

モンスターハンターというゲームで言えば、この現実世界と同じように重力や慣性などの物理法則がある。
そしてその中にそれぞれの生物の生態系が存在する、というルールが大前提としてある。
しかし、モンハン4GのG級モンスターたちはその物理法則を完全に無視した攻撃をしかけてくる。
その具体例をいくつか以下に挙げよう。

ガララアジャラ亜種

吐いたツバが撥水甲に反射し必ずハンターのいる方角へ反射する。
撥水甲とはただの鱗である。
撥水甲というもの自体が意思を持っていない限り、こんなことはあり得ない。

ネルスキュラ亜種

空中に何もないのに糸でぶら下がれる。
「コイツ何にぶら下がってんの?」と思ってカメラを上に向けた人は私以外にも大勢いることだろう。
物理的にあり得る・あり得ないを通り越して、こんなものが企画を通ること自体に問題がある。

ジンオウガ亜種

発射したら数秒その場に留まり、自動的にプレイヤーを追尾する球を出す。
そもそも、「自動的に追尾」ということ自体が自然の生物としてあり得ない
これはアレか?
キラークイーンのシアーハートアタックのように温度を感知しての自動追尾か? →ジョジョの奇妙な冒険・吉良吉影(Wikipedia)
……そんなわけない。
もしそうなら地底火山のステージでは溶岩に球が行かなければおかしい。

さらにこの球はジンオウガ亜種の体はすり抜けるのに、プレイヤーは当たるとダメージである。
いったいどんな物質でできている球だ。
物理法則もへったくれもない。
ついでに言えば、ジンオウガ原種もG級になると自動追尾の球を出すのでクソだ。

シャガルマガラ

地面から次々と出てくる地雷が多すぎる。さらにプレイヤーのいる場所にもピンポイントで多数出現。
これはモンハン4のときから思っていたことだが、地雷が「シャガルマガラ本人が意識することなく勝手に出現し続ける」という点に問題がある。
プレイヤーを攻撃しようとする意思を持って出した攻撃、であるならば食らっても納得がしやすくなる。
しかし、自動的に勝手に出てるものに食らってダメージを食うのは納得がいかない。
ダラ・アマデュラ亜種も同様の意味でクソである。

納得できるか・できないかが評価の分かれ目

代表的なクソモンスターを挙げてきたが、結局のところ一番の問題は

「ゲーム内のルール(物理法則)を破っている」

という点に尽きる。
そのルールの範囲内での攻撃手法であるならば、プレイヤーは敵の攻撃を食らっても一応納得ができる。
しかし、ルールを破った攻撃を食らえば「なにこれ?」となり、やがては「アホくさ」となってゲームをプレイしなくなるだろう。
つまりそれが「高い難易度」と「理不尽」の境界線であると言い換えることもできるのではないだろうか。

レベル140のティガレックス亜種などは即死攻撃である「大咆哮」をいつでもどこでも放ちまくって難易度としては高いのだが、それを理不尽だと思わずに遊べるのは前述のルールを守っているからであろう。(個人的主観)

モンハン4Gには今まで挙げた点以外にも「発掘装備やお守りのシステム」や「オンラインのシステム」、「裂傷という状態異常」、「装飾品の取り外し」など、出来の悪い点はある。

しかし、それらはまだ大きな問題点ではない。
「モンスターと繰り返し何度も戦う」ゲームである以上、モンスターとの戦いがクソであることが最も大きな問題なのだ。
逆に言えば、その点さえ出来が良ければ、それ以外の点は出来が多少悪くてもプレイヤーは遊び続けるものだ。

2Gまたはフロンティアあたりからこのシリーズをプレイしてきた私だが、これほど早くプレイしなくなったモンハンは初めてだろう。
セーブデータも消してしまえば意外に気分がスッキリするものだ。
今では売ってよかったと心から思っている。
さらにその金でWordPressの技術書を買ったので、有意義なことこの上ない。

このような仕上がりでリリースしてくるような制作スタッフが今後まともな作品を作れるわけがないので、もうこのシリーズは買うことはないだろう。

後日追記:今回の私のように万が一クソゲーを購入してしまった方は、関連ページ「糞なゲーム(クソゲー)を買ってしまった時の正しい対処法」もご覧ください。