イオンモバイルは格安SIMが一般化するきっかけになるか?

イオンモバイル
最近、携帯の機種を変えてしまったせいで今まで使用していたiPhone4sが使われることなく放置されていた。
これを何とか有効活用できないものかと考えていろいろ調べてみたら、イオンが格安SIMサービスを始めたことを知った。
イオンモバイル」というらしい。(→イオンモバイル公式サイト)

今まででもイオンの店内で「IIJmio」などの格安SIMは売られており、そこで購入すれば回線が即日開通されるので大変便利である。
私が現在も使用しているIIJのSIMを契約した2015年4月の頃はまだイオンでIIJのSIMを取り扱っていなく、名古屋のビックカメラまで行って契約したものだ。

イオンモバイルはIIJmioと同じ回線である

今回の「イオンモバイル」はイオン独自のブランドとして売り出したものらしい。
とは言っても、実際にはIIJ(mio)の回線をイオンが窓口となって販売しているだけらしいので、回線自体はIIJと同じである。

ちなみに、ビックカメラで販売されているIIJのSIMを「BIC SIM」といいます。(→BIC SIM公式サイト)
私のSIMは厳密に言えばBIC SIMということになります。
契約先はIIJになりますけどね。

今回のイオンモバイルは、BIC SIMと似ている販売形態であると言えるでしょう。
詳しくない方は何が何だかわからないと思いますが、こんな知識は特に知る必要もないので、結論だけを言ってしまうと、

イオンモバイルはIIJの回線を使用しているという信頼感がある上、料金はIIJよりさらに安く(業界最安値水準)、格安SIMをよく知らない人からすればあの「イオン」が売っているという安心感がある。

となるでしょう。
私からすれば、契約しない理由がない。
料金はこんな感じです。
イオンモバイルの料金

価格が安いのに、店頭に行ってサポートを受けられるすごさ

本来、格安SIMというものは「わからないことがあってもサポートを頼らず、ある程度は自分で調べて解決する」のが基本である。
サポートのための店舗や人員を配備していないことが、料金を安くできる理由であるとも言えます。

「わからないことがあったら携帯ショップに行って店員に聞けばいい」という考えの人は、ショップや店員がたくさん配備されているドコモやau・ソフトバンクのような大手キャリア会社と契約し、高い料金を払うべきなのです。
料金が高いのは手厚いサポートのための料金だと考えてよいでしょう。
人を雇えば人件費がかかり、店舗を用意すればテナント料(家賃)または固定資産税などの維持費がかかるのです。

格安SIMのメーカーは前述の「IIJmio」以外にも「DMMモバイル」や「mineo(マイネオ)」、「OCNモバイル」など、たくさんあります。
それらは基本的にサポートのショップがなかったり、あったとしても少ないです。

しかし今回イオンが販売するとなると、全国にあるイオンの店頭でわからないことを聞けてしまうことになります。
それなのに料金は格安SIM業界の最安値水準の安さである。
イオンのやることは恐ろしいですね。

ユーザー軽視の大手キャリア会社の姿勢を変えられるか?

「ドコモやau・ソフトバンクの大手キャリア会社は手厚いサポートがあるから料金が高い」といいましたが実際にはそう言い切れる感じでもなく、既得権益を守るために値段を下げない・縛りを緩くしない姿勢が明らかに見て取れます。

「イオン」というブランドの安心感によって多くのユーザーが大手キャリア会社からイオンに移行し、大手キャリア会社がユーザー軽視している今の姿勢を改めざるを得なくなる日が来ることを願っています。
私はすでに大手キャリアから離脱しているし、もう2度と戻らないので関係ないけどね。