レクラチアダンス発表会

チアダンス・レクラの発表会~L'eclat de fleur~
昨日は幸田町民会館・さくらホールで行われたレクラチアダンス発表会に招待していただけたので行った。
岡崎や安城などの三河地方で活動をしているチアダンスグループ・レクラが毎年行っている発表会なのだが、その発表会の名前は「L’eclat de fleur」という。

ちなみに私はチアダンスというものに興味がある・ない以前に、関わったことが今までの人生の中でないために、なにも知らないド素人である。
ある程度以上の知識がある方ならば、

「あのチームの演技が良かった」
「あの演出が良くなかった」

などのコメントを書くこともできるだろうが、前述のように私はド素人なのでそのようなことは何もわからないと言ってよい。
なので今回は、チアダンスというものに全く縁のない人間だからこそ書ける独自の切り口でレポートしようと思う。

幸田町民会館・さくらホール

まず私にとって幸田町民会館・さくらホールといえば、2004年に河村隆一がアルバム「VANILLA」のツアーで来た時に行った以来である。
なので8年ぶりにさくらホールに入場すると、またこの場所で隆ちゃんに会えるのではないかという錯覚に陥る。
しかし、ロビーや通路などでうろついているチアダンスのチビッコ達がそんなことはないという現実を思い知らせてくれる。

非常に華やかな内容

そして発表会が始まり、1チーム目の演技が始まって最初に思ったことは、「とにかく非常に華やかである」ということだ。
派手な衣装に身を包み、大音量の音楽の中、スポットライトを浴びて踊る女の子達の世界は非常に華やかで、日常生活を忘れるほどの非日常感がある。
私のような地味な生活をしている者にはまさに場違いと言う言葉こそふさわしい。
しかし、あの隆ちゃんが名曲「バニラのコート」などを歌ったステージに一般のチビッコ達が立っていると考えると微妙に複雑な心境である。

各チームの演技の際に流される曲はAKB48や大塚愛などの爽やかで明るい曲が多く、以前このブログで紹介した「後遺症」のような曲が流れるようなことは間違ってもあり得ず、そのような観点から見ても非常に華やかな世界である。

また、演技の中で脚を上に高く蹴り上げるような時に、上がる子はものすごく脚が上がり、確実に自分の頭よりも高い位置まで上がっている。
わかりやすい例で言うならば、第一形態のセルが神様と融合したピッコロ大魔王を蹴り飛ばす時の蹴りぐらい上がる。
マツケンサンバの振り付けで有名な真島茂樹氏の蹴り上げぐらい上がるといっても良い。
理解できる人が極めて少ない例えが続いてしまったが、要するに一朝一夕にはできないということだ。
彼女たちは日々、ストレッチや練習などをコツコツと重ねてきているのだろう。

最後に登場した全国大会出場経験のあるLes bonbons blueというチームの演技は凄まじい完成度を誇り圧巻であるが、しかしそれ以外のチームの幼稚園ぐらいのチビッコ達がたまに演技を間違えたり、フォーメーションの位置に迷ったりして走り回っているのがとてもかわいらしく、発表会らしくてとても良かった。
あの子たちも紛れもなくこの発表会においての主役である。
どのチームが前座でどのチームがメインであるというような概念自体を感じさせず、どのチームのどの子供も主役になれるという素晴らしい発表会であった。

私は結婚しておらず子供もいないのでアレだが、子供のいる方は自分の子供が華やかな舞台で主役になれるという点でとても魅力のある世界なのではないかと思う。
これはもうちょっと一般的に普及されてもいい文化なのではないかと個人的には思う。

追記:ちなみにこのような絶賛する記事を書いたからといって、別に私はチアダンスチーム・レクラから謝礼などをもらっているわけではない。くれるって言われても困るし。