DVDの音声だけを抽出し、iPhoneやiPodに入れるやり方

ノートパソコン
先日の記事ではDVDの内容をiPhoneの中に入れて観れるようにするやり方を説明したが、やはり動画は容量を食うしそもそもiPhoneの小さな画面で長時間動画を見続けるというのは多少キツイものがある。
電車通勤をしている方や病院に通っているような方はその待ち時間にいいかもしれないが、通常はDVDはやはりそれなりに大きな画面で観たほうが楽なのも事実である。

上記のような理由から、ライブDVDのようなものはその音声だけを抽出してiPhoneに入れ、まるでライブCDであるかのように聞いたほうが容量的にも良いと思う。
今回はDVDから音声だけを抽出し、iPhoneやiPodの中に取り入れるやり方を備忘録として記しておこう。

私は今までこれに関しても久しぶりに実行しようとしたらすっかり忘れていて、何度もやり方を調べ直したりしているので、今後また同じことを調べるのも面倒なのでここにメモっておくことにする。

このページを見た人も私と同じようにDVDの音声だけをiPhoneなどに移すことができれば幸いです。

DVD Decrypterをダウンロード・インストールする

まずはDVDをリッピングするソフトである「DVD Decrypter」をこちらのサイトからダウンロードする。
追記:気づいたら上記のダウンロードページがなくなっていましたので、こっちあっちのページなどからダウンロードできます。
しかし私は上記2つのサイトからはダウンロードしていないので、正常にダウンロードおよび使用できるかまでは知りません。そのあたりは自己責任でお願いします。

ダウンロードしたら、インストール。
初期状態では英語版で理解しにくいので、こちらのサイトから日本語化パッチをダウンロードして適用する。
この辺りまでは基本なのでつまづかずにスムーズにやっていただきたい。

日本語化が完了したらDVD Decrypterを起動する。
そしてメニューの「ツール」から「各種設定」を選び、「IFOモード」のタブを開いて以下の画像と同じように設定する。
DVD Decrypterの設定画面

入力元と出力先を指定したら、メニューの「モード」から「IFO」を選ぶ。
するとウインドウ右側には「入力」タブと「ストリーム処理」タブが出てくる。
入力タブのほうでは、抽出するチャプターをチェックボックス形式で選ぶ。
ストリーム処理のタブのほうでは、まず「ストリーム処理有効」のチェックボックスにチェックを入れる。

そして、「Audio」と書かれている選択肢のほうをチェックを入れ、「Video」と書かれている選択肢からはチェックを外す。
次に、「Audio」のほうを選択し、以下の画像の赤く記した部分が「Audio」になっていることを確認し、その下のラジオボタンの選択肢から「分離」を選ぶ。
この「Audioのほうを選択し」というのはチェックボックスの右側の文字列をクリックすることだ。
DVD Decrypterの操作
DVD Decrypterの設定画面2

設定は以上です。
後はウインドウ左下のディスクとハードディスクのアイコンを押せば、DVDから音声だけが抽出される。

wav形式の音楽ファイルは容量が大きい

ただ、上記のやり方で抽出される音楽ファイルはwav形式であり、一般的にiPhoneやiPodに入れる際に使われるmp3ファイルではない。

iPhoneではwavファイルも再生できるようだが、wavファイルはmp3ファイルに比べるとファイル容量がかなり大きいので、iPhoneやiPodのような記憶容量に限りのある物には適していない。
なので次回の記事ではwavファイルをmp3に圧縮するやり方を説明しようと思う。

参考記事:wav形式の音楽ファイルをmp3形式に変換するやり方
https://www.firstsync.net/archives/1329
参考記事:MP3に対応していない家電のCDプレイヤーでも再生できる音楽CDの焼き方
https://www.firstsync.net/archives/9980
参考記事:音楽をCD-Rに焼く前に知っておくべきファイル形式の知識
https://www.firstsync.net/archives/9956

2012年1月27日追記:「いちいち書かなくてもみんなわかっているだろう」と思ってましたが、どうも検索サイトからこの記事を見に来てくれる人が非常に多いので、一応念のために書いておきます。

著作権法改正案という法律が施行され、この記事を書いた2012年4月の時点ではセーフでしたが、2012年10月以降はDVDのリッピング(データ抽出)は違法になっています。(→それに関して8月に書いた記事はこちら)