PCケースに光るファン

パソコンには必ずファン(送風機)が最低1個以上は付いている。
電源を入れてパソコンを動作させると各パーツが熱を発生するため、それらを冷却させるためにファンは存在している。
もし各パーツが熱をまったく発生しないとしたら、ファンも必要が無くなるため、ほぼ無音での稼働が可能になるだろう。

逆に言えば、パソコンの電源を入れた際に聞こえてくる動作音は、ほとんどがファンの音である。
それほどのデメリットがありながらも、「パーツの冷却」というそれ以上の必要性があるためにファンは存在するのである。

光るファンとは?

そして世の中にはなぜか「光るファン」というものが存在する。
「光るファン」というのはその名の通り、ファンが発光するのだ。(下画像参照)
青色に光るファン

ちなみに、光らせることには何の意味もない。
冒頭で説明したように、ファンは各パーツの冷却のために存在するのであって、光ったからといってパソコンの動作上特別な効果が得られるわけではない。むしろ電力の無駄である。

つまりこれはアレだ。
若者がよくクルマのシガーソケットから電源を取って車内の電装品を光らせたり、場合によってはバッテリーから直接電源を引っぱってきてネオン管などを設置するのと同じである。
ラインストーンを何百個も貼ってキラキラさせているデコレーション携帯と同じだ。

これを読んでいる諸君もかつては携帯電話のアンテナを光るアンテナに交換したことがあるだろう。(私はやったことはない)
事実、このような光るファンというのは一定のニーズがあるようで、いろいろなメーカーから多くの色が発売されている。
ピンクグリーンであったり、
光るファン・ピンクとグリーン

中には2色同時というものもあったりする。
光るファン・2色同時

私ももういい歳(35歳)なので、ネット上の写真やPCショップなどで光るファンを取り付けたパソコンを見る度に、「こんなミーハーで意味のないことは絶対やらねぇぞ。」 と前々から思っていた。
何度も言うが、ファンというものは各パーツを冷却するために存在しているのだよ。

でも買ってみた

しかし先日、なぜか購入。(2個)
既成概念にとらわれることのない、思考が柔軟な人だと讃えてくれたまえ。
さっそく設置してみた。
オウルテックの光るファンの画像1

室内の電気を消すとこうなる。
オウルテックの光るファンの画像2

ん~。
この時期は涼しげでいいかもしれない。
買う人の気持ちもわかる。
事実、設置前に比べるとハードディスクの温度は5度前後下がったし、結構いいじゃない。(別に光るファンである必要はない)

今回購入したのはオウルテックの「OWL-FY1225L」というものだが、ただ光るだけでなくけっこう静かで、光るファンをイロモノ扱いしていた私の予想を裏切ってとても良いファンであった。