2012年10月からDVDのコピーは違法になります

地球
「インターネットは全人類における情報資産の共有である」という話を以前このブログの記事内でしたことがあるが、そのせいか日頃からインターネットに触れていると様々な情報を得ることができたりする。

違法なものやグレーゾーンな情報などもかなり落ちていたりするのだが、そのような情報に関してはこのブログでは基本的には取り扱わないことにしている。

そういうことを書けばアクセス数を今以上に集められるだろうけど、個人的にはそれは邪道だというルールにしてブログを書いている。

著作権法改正案が可決された

このブログで以前に書いた記事に「DVDの音声だけを抽出し、iPhoneやiPodに入れるやり方」という記事があるのだが、検索サイトからこの記事にアクセスしてくる人が最近になって非常に増えている。

その背景にはやはり今年10月からDVDからのリッピング(パソコンなどへのデータ抽出)が違法化されることが原因になっていると思われる。
著作権法改正案というのが6月に可決されたからだ。
法律は国会の衆議院・参議院の多数決により成立し、公布があった後に施行されて初めてその効力が発動し、国民への拘束力が発生する。
この法律の場合、それが2012年10月1日ということである。

まぁ気持ちはわかるよ。
違法になる前に先にやってしまっておけ。ということなのだろう。
2012年10月にこの法律が施行されると、それ以降はDVDのコピーや音声だけの抽出は違法になる。

CDやブルーレイのコピーは?

光ディスク
市販されているDVDやレンタルDVDなどにはCSSというアクセスコントロール技術が使われており、リッピングする際はそれを突破するため確実に違法ということになるが、CDはそもそもコピーガードのようなものが施されていないので(一部を除く)、iPodやiPhoneなどに入れる際にリッピングするのが違法かどうかまでは私は知らない。
それはセーフなんじゃないの、と勝手に私は解釈している。

また、言うまでもないがブルーレイのコピーはもちろんダメである。
ブルーレイはAACSというコピーガード技術が採用されておりこれが結構厳しい(定期的にバージョンアップがある)上に、一時期はCinaviaなんていう技術まで採用されていたりした。
今の最新のブルーレイソフトにもCinaviaは採用されているのだろうか。

そのあたりのガチガチのコピーガード類がブルーレイ機器のレスポンスの悪さの原因ではないのかと思う。
見たいときに気軽にサッと見れないのは不便だ。
とにかくブルーレイのコピーもダメである。

まぁ著作権者のことを考えればこんなことは当たり前といえば当たり前のことなのだが、しかしコピー不可ということになるとレンタルDVD店は売り上げが下がるのではないだろうか。

レンタル店にDVD-Rが売っている件

繰り返し聴くのが一般的だと思われる音楽CDと違って映画のDVDは一度観たら返却して終わりということもありうるのかもしれないが、しかし実際にレンタル店に行くとDVD-RやDVD-RWがどこでも売られているので、やはりレンタルしたらコピーして保存する人がある程度存在するという証明になっている。

その人たちはリッピングが違法化した後は違法と知りつつコピーするか、またはレンタル自体しなくなってしまうことも十分ありえる。
どちらにしても良い結果にはならない。

かと言ってコピー自由化にしても良くはないだろうが、しかし実際問題このようなコピーやプロテクト突破の問題はどんなに取り締まっても世の中から無くなったりしないのが現実なので、ある程度寛容な妥協点を導き出すのが最も良いのではないでしょうか。

そこにプロテクトがあれば、人は突破してみたくなるものだ。

私はそのような技術は無いのでできないけど、きっと世のクラッカーの方たちはそう思うのではないでしょうか。
そのような技術を持っている人はすごいね。尊敬するよ。