アメブロのアクセス解析の水増しの考察その2

アクセス数の水増し
前回の記事ではアメブロのアクセス解析は水増しされているという現実について書いたが、今回はその続きとして「ではなぜアメブロはアクセスの水増しを行っているのか?」という点について考えてみようと思う。

考えられる理由1

鉛筆
まず1番に考えられる理由としては、

ユーザーに好印象を与え、高収益化。

ではないだろうか。

他のブログサービスを使ってブログを始めた場合、当然であるがアクセス解析は水増しされていない現実の数値が算出される。

しかしそれに比べアメブロのアクセス解析は現実のアクセス数よりも最低でも3倍、多ければ10倍程度まで水増しされて算出されるため、内容の全くないブログでもかなりのアクセス数値になり、その数値に疑いを持たない多くの一般ユーザーは「アメブロっていいね」となってしまう。

その結果、その人が自分の周りでブログをやろうとしている人にアメブロを薦めたりしてユーザー数が増えれば、運営会社は広告収入やアメーバピグのような関連サービスの課金収入などで収益を上げることができる。

私個人としては客を騙すようなそのやり方は詐欺同然と思っているが、前回の記事でも書いたように「アクセス」というものには明確な定義がないので法律上の罪にはならないのが現実だろう。

上記のページ内でも書いたようにコンピューターのプログラムによるアクセス(人間以外のアクセス)をいくらカウントしたところで、そんなものはアクセス解析の本来の目的から見れば全く意味がないのは明白である。

なので、アメブロでブログを運営している人が「私のブログ、毎日結構アクセスあるんだ」などと言っているのをどこかで聞いたり見たりすると、

あ~ぁ、騙されちゃって可哀想に。

と私は勝手に思っている。(説明が面倒なのでいちいち言ったりはしない)

もしその人がアメブロ以外の別会社の提供するアクセス解析をアメブロ内に設置し、正確なアクセス数を計測している上での前述の発言であったならば、先ほどの私の感想も撤回しよう。

ギネス記録の件も疑わしい

以前、某芸能人が「ブログのアクセス数世界一ということでギネス世界記録に認定」なんていうニュースがあったが、そのブログというのが他でもないアメブロであるため、私はあのニュース自体を疑いの目で見ている。

しかし、少なくともそのニュースがアメブロの宣伝になったことは事実だ。
その結果、アメブロ全体でのユーザー数が増え、総アクセス数が増えれば(実際はただの水増しだが)、広告を掲載してほしい会社に対して他のブログサービスよりも高い金額で交渉・契約することができると思われる。
月間アクセス数が少ないサイトより多いサイトのほうが広告掲載料金が高いのは常識だ。

実際にアメブロ運営会社が他社との価格交渉時に水増しした数値を提示しているのかは私は知らない。
しかしギネス記録をも巻き込んで宣伝している以上、水増しした数値を使っているのではないかと思うほうが自然だろう。

水増しされた数値に騙されたくない人はどうするか?

というわけで、アメブロをやっている人に私から言えることは1つ。

別会社が提供するアクセス解析をブログ内に必ず設置すべし。

ということだけだ。
できればさらに別会社のアクセス解析も設置し、合計3つのアクセス解析の数値を比較するのが望ましい。

そうすれば、どれが信用できてどれが信用できないか、がハッキリとわかることだろう。