iPhone4(s)のバッテリー(電池)を自分で交換するやり方

iPhone4s
私の携帯はiPhone4である。
4Sではない。
購入して1年半ぐらいになるが、最近は特にバッテリーの減りが異常に早い。

以前はこんなに早く減らなかったような気もするが、先月にiPod touchの5世代を購入して比較してしまうせいか、やけに早く減るような気がする。

そもそもiPod touchのほうがiPhoneよりも圧倒的に電池容量が小さいのに、そっちのほうが電池もちが良いようではやはりおかしいとも言えよう。

というわけで今回はiPhone4のバッテリーを自分で交換したので、そのやり方を記しておこうと思う。
このページを参考にしてあなたもぜひ自分で電池交換をしてみてはいかがでしょうか。

早くiPhone5なり4Sを買えよ。というようなことを言ってはならない。
iPhone4のホワイトモデルは発売が2011年春なので、現時点ではすべての人がまだ残債があるのだ。

電池交換の手順解説

まず今回購入したバッテリーはこちらである。
iPhone4のバッテリーの外観

そして裏面はこうだ。
iPhone4のバッテリーの裏面
思いっきり中国製である。

しかし、「中国製の商品は品質が悪いかもしれない」などという先入観や偏見は私にはない。
そんなことを言っているようではiPhoneに限らずパソコンや家電なども使えない。
パソコンのパーツはほとんどが海外製なのだ。(中国、韓国、台湾など)

それらのパーツを日本のメーカーが組み立てて販売しているだけなのです。
海外製のパーツにも良い商品はたくさんある。(ハズレもあるが)

そしてiPhone専用の工具セットがこちら。
iPhone専用の工具セット
今回はこの工具セットとバッテリーで合計1600円ポッキリという驚きの低価格で購入した。

というわけでまずはiPhone底面のネジから外す。(もちろん電源を切ってから)
あまりに小さいネジ穴なのでドライバーがかみ合っているのかどうかの感触がつかめないが、実はこのネジは固く締まっておらず、ほとんどトルクをかけなくてもネジが浮き始める。
iPhone4の底面のネジを外す

ネジを外したら、裏面のパネルを上に向かってスライドさせる。
iPhone4の裏面のパネルをスライドさせる

パネルを外すと以下の写真のような状態になっている。
iPhone4の裏面パネルを外した外観

そしてまずはバッテリー左下部分にあるネジを外す。
このネジは先ほどのネジとはどうもネジ穴の大きさが違うようで、もう一つのドライバーで外した。
iPhone4の内部のネジ
iPhone4のバッテリー付近のネジ

ネジを外したら、電池を接続している銀色のパネルを外す。
iPhoneの上方向側のところが軽いツメになっていて引っかかっているので、下の写真のように上側から外すとよい。(浮かせられればOK)
iPhone4の電池接続部分

銀色の接続部分を浮かせたら、その付近にある黒色の部品をピンセットか何かで外しておく。
この黒色の部品は固定されていないので、これを外さずにバッテリーを先に外すと吹っ飛んで紛失してしまう恐れがあるからだ。
バッテリー接続部分付近にある黒い部品

黒色の部品を先に外したら半透明のフィルムを引っぱってバッテリーを外すのだが、実はバッテリーの下側は両面テープで貼り付けられており、外すのは結構な力が要る

力ずくで強引に外すのは怖かったので、私はバッテリーのいくつかの箇所をヘラで浮かしてからフィルムを引っぱって外した。
そのヘラの跡がバッテリーに残っている。(下の写真参照)
フィルムを引っぱってバッテリーを外す
バッテリーをヘラで浮かせた跡

外してみてわかったことだが、実はこの赤く塗った部分が両面テープになっていてバッテリーに貼りついているのだ。
バッテリー底面の両面テープで接着されている部分

そして無事に外したバッテリーを裏返して見てみたのが以下の写真です。
iPhoneから外したバッテリー
今回購入したバッテリーと同じである。
シリアルナンバーのようなものは当然違うが、同じ製造元だろうかと思えるほど同じだ。

ほらな、だから言っただろ。

中国製の商品だからといって偏見を持っていてはいけないのだ。
この時点ですでに中国製のバッテリーをずっと使っていたのだから。

そして外した手順の逆で新しいバッテリーを取り付ければ作業完了である。
新しいバッテリーを装着した直後の残量は75%であった。
iPhone4のバッテリー交換直後の電池残量

iPhoneの交換用バッテリーは粗悪品がけっこうあるようで「交換した後のほうが電池もちが悪くなった」という話もあるので、これがそうでなければいいのだが。