ヒラギノや小塚などのOpenTypeのフォントだけが表示されない件

opentypefont2
先日、文字を含む画像を作ろうとしたらヒラギノがすべて表示されないという現象が起きた。

しかしヒラギノ以外のフォントはどれも表示される。

最近変なソフトをインストールしたということもなく原因がまったくわからなかったため、そのソフトを再インストールしたりMacTypeをオフにしたりしたが、やはり状況は変わらなかった。

ヒラギノ以外に表示されないフォントがあるのか探してみたら、小塚フォントも表示されないことが判明した。

ということで、ここでピンときた。
要するにOpenTypeのフォントが表示されていないのだ。
TrueTypeのフォントはすべて表示されている。

そこで、「OpenType フォント 表示しない」などの語句で検索してみるとやはり出てきた。
2012年12月12日のWindowsの自動更新での「KB2753842」が原因となっているらしい。
Windows UpdateのKB2753842の問題
おいおい、ヒラギノが使えないのは困るぞ。

というわけで、「プログラムの追加と削除」から問題のKB2753842を削除してみると無事にOpenTypeフォントが表示されるようになった。

セキュリティ更新を削除するというのも不安があるが、ヒラギノが使えないと仕事に支障が出るため仕方がない。と思っていたら2012年12月21日に早くも修正プログラムがリリースされた。(→Microsoft公式ダウンロードはこちらのページ)

今回のアップデート内容は以下のように書かれている。

V2.0 (2012/12/21):更新プログラム KB2753842 を再リリースしました。これは、元の更新プログラムがインストールされた後に OpenType フォントが適切にレンダリングされない問題を解決するものです。元の KB2753842 更新プログラムを正常にインストールされたお客様も、再リリースされた更新プログラムをインストールする必要があります。

さっそくダウンロードしてアップデートを適用し、念のためにパソコンを再起動した後に確認してみると、ヒラギノや小塚などのOpneTypeフォントはきちんと表示されていた。

修正のアップデートは年を越してからかな、と個人的には思っていたのだが、Microsoftのあまりにも早い対応にとても感心した。
世界中からクレームでも来たのかな。