Facebookの個人情報漏洩の危険性

色鉛筆
最近、巷ではFacebookが非常に流行っているようである。

私もアカウントは一応持っているが以前からこのブログでも言っている通り、あまりSNSが好きではないし興味も薄い。

私個人の考えでは、SNSというものは自分のホームページやブログへ集客する際の情報拡散のための一つのツールだと捉えているので、SNS内をメインに据えて情報発信をしようという気がない。

また過去にmixiやInstagramが行ったように、「ユーザーの投稿内容や写真などの著作権を運営会社が保持する」などという悪質な規約変更が行われる可能性があるため、SNS内だけでの情報発信には危険性を感じる。

そして以前からFacebookに対して思っていることの一つに、

Facebookはセキュリティ面で非常に危険

ということが挙げられる。

Facebookは実名登録制であることから、それに付随するプロフィール情報などの個人情報は架空のものではない可能性がとても高い。

そしてFacebookアカウントと連携するアプリなどがあり、アプリ制作者側はその人の個人情報を取得することができる。

アプリ側が取得できるデータの例

Facebookアプリの個人情報取得確認画面
上の画像の「このアプリが受け取る情報」の欄を見てもらえればわかるとおり、このアプリは自分の個人情報がいくつか抜かれるだけなのでまだ被害規模が小さい。

しかし「このアプリが受け取る情報」の欄に友人の個人情報や位置情報などが含まれている悪質なアプリが存在する。(下の画像が一つの例)
友達の生年月日を抜き取るFacebookアプリ

つまり自分一人がアプリの認証・連携を気を付けていればOKという話ではなく、友達登録している人がそのようなアプリを認証・連携してしまうと自分の個人情報までもが抜き取られてしまうのだ。(設定によって予防は可能。この記事最後の追記を参照)

もちろんそのような悪質なアプリを作っているのは悪質な業者であることは言うまでもない。

普通に考えて、アプリ利用者本人の最低限の個人情報ならともかく、その友達の個人情報までもがアプリ利用に必要なわけがない。

悪質な業者に自分の本名や生年月日・出身地・居住地・位置情報などを取得された際にどのような被害があるのかは各人の想像に任せるとして、最も問題なのはFacebook内にはそのような悪質なアプリが結構存在するという点であろう。

Facebookはどうも運営がいい加減であるようで(少なくとも日本版は)、「お問い合わせ先がない」とか、「広告の審査があってないようなもの」だとか、「自分の友達が【いいね!】を押したかのようにウォールに広告が表示される」など、きちんと管理・運営されている気配がない。
Facebookのウォールに表示される広告
こんな広告に【いいね!】を押している人がこれほどまでにいるのは、友達が【いいね!】を押したと思い込んで自分も押したか、または広告の会社が金を払って【いいね!】を買っているかのどちらかとしか思えない。

あまり一般の方には知られていないが、Facebookの【いいね!】やTwitterのフォロワーなどは金で購入できるのです。
そんなサイトにリンクを貼るのは嫌だし、どうせそのうちリンク切れになって修正するのが面倒なので、キャプチャ画面を貼っておこう。
Facebookのいいね!の購入

また、ウォールの右側に広告が表示される欄があるのだが、ここに表示される広告も出会い系や偽ブランド物の業者が必ず入っており、ウンザリである。
Facebookの広告欄

このような危険性が一般に広く広まる前に運営がきちんとしないと、今後Facebookはシェアを縮小する日が必ず来るでしょうね。

2013年1月17日追記:Facebook上で友達登録している人がスパムアプリを利用た際に、自分の個人情報が抜き取られるのを防ぐ設定のやり方について書きました。