Googleが公式に販売するタブレット・Nexus 7

Nexus 7
Nexus」というのはGoogleが販売しているタブレットスマートフォンの名称である。
読み方はそのまま「ネクサス」と読む。

Nexusの公式ページはこちら
http://www.google.co.jp/nexus/

日本メーカーのAndroid端末の不具合の原因

いまさら言うまでもないことだが、日本で売られている多くのスマートフォンは「Android」というOSが搭載されている。

そのAndroidを作っているのがGoogleであり、日本だけではなく世界に向けてこのAndroidというOSを無償でリリースしているので、ワンセグやおサイフケータイのような日本独自の機能は本来のAndroidには実装されていない。

なので、日本の各メーカーがAndroidというOSを独自にカスタマイズすることによって日本独自のそれらの機能を実装しているのだ。

しかしそのカスタマイズのやり方、つまりソースコードの書き換えがいい加減というかAndroidというOSをよく理解していないままに行ったりしていると思われるため、その結果「勝手に再起動する」とか「電源が勝手に落ちる」とか「着信しているのに出れない」などの不具合が発生する原因となる。

アップデートが提供されない点

また、OSのアップデートが行われた際、カスタマイズされているAndroidにはアップデートデータをそのまま適用することができないため、各メーカーはアップデートデータもカスタマイズする必要性が生じる。

しかし実際にそれを行うには人件費・開発費などがかかるため、すでに販売が完了している端末に対して無料でそこまではやれるはずもなく、その結果多くのAndroid端末はOSのアップデートが早い段階で打ち切られる、またはアップデートされるとしてもリリース時よりずいぶん遅れるということになる。

これが今問題になっている「AndroidのOS断片化」の原因である。(下の画像はOpenSignalMapsから引用)
Andoidバージョンの断片化

前述のような各メーカーがカスタマイズしたAndroidを仮に「アンドロイド亜種」とするならば、Googleが公式に販売しているNexusに搭載されているAndroidは「アンドロイド原種」ということになる。

つまりNexusシリーズは余計なカスタマイズによる不具合の確率が少なく、またOSのアップデートが継続して受けられる可能性が高いため、AndroidというOSを体験するのには最適の選択肢なのである。

iPhoneやiPadのOS

ちなみに、AppleのiPhoneやiPadなどに搭載されているOSは「iOS」という名称なのだが、iOSはソースコードが公開されていないしカスタマイズも禁止されているために「iOS亜種」のようなものは存在しないし、iOSがApple以外の端末に搭載されていることはない。

なのでOSのアップデートがあった場合、全世界で同時にすべてのユーザーがそのアップデートを受けられるのだ。

Nexus7を衝動買いしてみる

今回、このNexus7を衝動買いしてしまった。

前日までは買う気など全くなかったのに、ある日急に「買おうかな」と思いついてから1時間後にはすでに購入していた。
以前から目を付けていた端末であるためどの店舗で売られているかや価格などもすでに知っており、店頭で迷うことなく即購入。

次回の記事ではこのNexus 7の簡単なレビューを行おうと思います。