Internet Explorer10に自動更新させずに通知だけは出さなくする

ちょっと前ぐらいからWindowsの自動更新Internet Explorer10がアップデート項目に入って通知されるようになった。
パソコンを起動すると画面右下の通知領域に以下のような吹き出しが出て大変ウザい。
Windows自動更新の通知領域

これをクリックすると以下のようなウインドウが開いて表示される。
Windows7の自動更新内容

この「1個の重要な更新プログラム」の中にInternet Explorer10が含まれているようだ。
Internet Explorer10への自動アップデート

一般の人は迷うことなくアップデートしてしまって問題ないだろう。
むしろアップデートしたほうが良い。

それ以前にWindowsの更新プログラムを自動でインストールする設定にしている人はこのような通知が出ることなく勝手にアップデートされてしまっているだろう。

まずは更新プログラムの設定を確認する

勝手にアップデートされてしまったが前のバージョンに戻したいという場合はコントロールパネルからInternet Explorer10をアンインストールする必要がある。

そしてそのままにしておくとまたInternet Explorer10を勝手にインストールされてしまう恐れがあるので、まずはコントロールパネルからWindows Updateの設定画面を開き「重要な更新プログラム」の選択肢を「更新プログラムを確認するが、ダウンロードとインストールを行うかどうかは選択する」に変更して適用しておく。
Windows Updateを自動でインストールしない設定

先ほども言ったようにウェブブラウザはアップデートしておいたほうがセキュリティ面や新規格への対応などの面で有利なので普通はアップデートをしたほうが良い。

しかし私のようなウェブ制作者は画面の表示確認のために古いブラウザのままにしておきたいケースがある。
特にInternet Explorerはクソなブラウザなので古いバージョンでの表示確認は必須になる。
クソなくせにWindowsにバンドルされているせいでシェアだけは高いので余計にタチが悪い。

Internet Explorer10の自動更新だけを出さなくする手順

というわけで今回はこのInternet Explorer10の自動更新に関する通知を出さなくする方法を説明しようと思う。

タスクバー右端の通知領域の吹き出しを出さなくする最も基本的なやり方は、通知領域の設定画面を開いてWindows Updateの動作設定を「アイコンと通知を非表示」にすればよいのだが、これをやってしまうと今回問題にしているInternet Explorer10だけでなく今後すべての自動更新に関する通知(吹き出し)が出なくなってしまうので好ましい方法ではない。
Windows7の通知領域の設定

なので先ほどのアップデート項目の選択画面でInternet Explorer10の部分で右クリックしてメニューを表示し、「更新プログラムの非表示」を選択してウインドウ右下にある「OK」のボタンを押して変更内容を適用する。
更新プログラムの非表示設定

するとアップデート項目の「重要な更新プログラム」からInternet Explorer10が外れ、その後はInternet Explorer10の自動更新の通知は出なくなる。

この設定をした後であれば「重要な更新プログラム」の選択肢を「更新プログラムを自動的にインストールする(推奨)」に戻してもたぶんInternet Explorer10はインストールされないだろう。(未確認)
重要な更新プログラムの非表示

もしいつかInternet Explorer10に関する自動更新通知をまた表示させたくなった時、つまりInternet Explorer10を「重要な更新プログラム」に含めたくなった場合には、左にある「非表示の更新プログラムの再表示」をクリックして再表示させたい項目を選択すればよいだけだ。