WindowsユーザーがMacのOSをアップデートする

前回の記事で書いた私が手に入れたiMacのOSは「Mac OS X 10.6 Snow Leopard」という。
Snow Leopard(スノーレパード)というのは雪豹のことであり、MacのOSは各バージョンをネコ科の動物名で表す。

そんなことはどうでも良い知識なのだが、問題なのはこのSnow LeopardではiCloudが使えないことだ。
つまりiPhoneiPod touchとの連携ができない、ということになる。
所有している以上、可能な限りの連携をさせてみたいと思うのはユーザーとして自然な思いだろう。

実際にOSをアップデートしてみる

というわけで、OSのアップデートを行うことにした。
出来が良いと巷で評判のSnow Leopardをもう少ししっかり使い込んでみたかったが仕方がない。

2013年5月現在のMacの最新OSはMountain Lion(マウンテンライオン)という。
ダウンロード版での販売のみらしいのだが、Mac上にはiPhoneやiPadの「App Store」と同じように「Mac App Store」というものが存在し、ここからダウンロードするらしい。
MacパソコンのApp Store

私が昔使っていた初期型iMac(Mac OS 8.6から9.2)にはそのようなものは無かった。(古過ぎ)
今の私はWindowsユーザーなのでもちろん知らない。
知らないところで時代は進化してしたらしい。
しかも1700円という低価格である。
App StoreでのMountain Lionの価格

MacのOSは基本的に価格が安い。
Windowsユーザーの私もそのことは以前から知っていた。
一つ前のバージョンなどは2600円だ。
Windowsの価格に慣れていると、もはやご厚意としか言いようの無い価格なのだ。
なので迷うことなくインストールする。

インストールにはそれなりの時間がかかったが、特別なことをせずとも各ソフトなどの設定を引き継いだ状態でOSがアップデートされた。
ここ数日の間に行った設定などがすべて消えても良い覚悟だったのだが、いい意味で空振りである。

アップデート後の状態

そしてアップデート後は設定の中にiCloudの項目が出現し、フォトストリームをはじめ、連絡先やリマインダー、下の画像には無いがiMessageなども同期されるようになった。
MacのiCloudの同期項目

もちろんプッシュで受信するので、iPhoneまたはMacのどちらかで入力または変更などをすれば、もう片方には即時反映される。
これは便利としか言いようがない。

また、Windows版ではインストールすると動作が重くて使いづらかったiTunesだが、やはりMacだとサクサク動作して非常に快適である。
パソコン起動時に毎回開いてもいいぐらいの軽さだ。
Wi-Fi同期も安定してできるし、ホームシェアリングやRemoteも快適に使える。
素晴らしい!

iPhoneを購入して2年経つが、このようなことをAppleは実現したかったのか、ということが実感として少しだけわかった気がした。
Windows版のiTunesは動作が重過ぎてこの意図がユーザーにあまり伝わっていないだろう。
いい加減改善しろよ、あれ。