auのiPhone5で3GからLTEに切り替わらない件
- 公開日 : 2013年9月9日
- カテゴリ : スマートフォン
私の携帯はソフトバンクのiPhone4からauのiPhone5に変更して現在に至っている。
つまり、LTE回線を使うのはこのauのiPhone5が初めてということになる。
そして以前から気になっていたことがある。
それは、
LTEのエリア外になると3G回線に切り替わって画面左上の表示も3Gに切り替わるのだが、そこから再びLTEのエリア内に入ってもLTE回線に切り替わらない。
という点だ。
簡易的にそれを確認するには、LTEエリア内で「設定」アプリから「一般」、「モバイルデータ通信」と進み、「LTEをオンにする」をオフにする。
するとLTEの接続が解除され強制的に3G回線になる。
こうなったら再び「LTEをオンにする」をオンにしてもずっと3Gのままである。
端末を再起動したり機内モードをオン・オフすれば再びLTEに切り替わるのだが、そんなことを毎回しなければいけないのは本来おかしいことだ。
このことが以前から不思議には思っていたが、私は外であまりデータ通信を行わないし、調べるのが面倒なためずっと放置していた。
auにはPRL情報というのがあるらしい
しかし今回気が向いたので調べてみると、CDMA2000系の通信方式を採用するauの携帯電話には「PRL(Preferred Roaming List)」というものが存在し、この情報によってどのネットワークに接続するかを決めているらしい。
そしてこのPRL情報はSIMカードに格納されているようで、iOSのバージョンなどは関係がないらしい。(当たり前)
通信方式がCDMA2000系ではないソフトバンクやドコモには関係のない話のようだ。
iPhone上でこのPRLのバージョンを確認するには以下の手順で行う。
「設定」アプリを開いて「一般」、「情報」と進むと以下のような画面になる。
この中で「キャリア」という項目の部分を1回押す。
すると以下の画像のように現在のPRLのバージョンが表示される。
私はすでにバージョンアップしてしまったので上の画像でPRLのバージョンが「7」になっているが、バージョンアップ前は「5」であった。
PRLのバージョンアップをする手順
このPRLのバージョンアップをするにはまず「*5050」へ電話アプリから発信する。
すると30秒ほどアナウンスが流れ、自動的に切れる。
そしてそのまま30秒ほど放置しておくと自動的に以下のような画面に切り替わる。
この画面では「了解」を押しても画面左上の戻るボタン(三角のマーク)を押しても結果は同じである。(ホーム画面に戻る)
以上でPRLのバージョンアップは完了である。
この作業を行ってからは3Gに切り替わった後、再びLTEエリア内に入ると自動的にLTEに切り替わるようになった。