auのiPhone5で3GからLTEに切り替わらない件

iPhone5
私の携帯はソフトバンクのiPhone4からauiPhone5に変更して現在に至っている。
つまり、LTE回線を使うのはこのauのiPhone5が初めてということになる。

そして以前から気になっていたことがある。
それは、

LTEのエリア外になると3G回線に切り替わって画面左上の表示も3Gに切り替わるのだが、そこから再びLTEのエリア内に入ってもLTE回線に切り替わらない。

という点だ。

簡易的にそれを確認するには、LTEエリア内で「設定」アプリから「一般」、「モバイルデータ通信」と進み、「LTEをオンにする」をオフにする。
LTEをオンにするをオフにする

するとLTEの接続が解除され強制的に3G回線になる。
LTEから3G回線に切り替わる
こうなったら再び「LTEをオンにする」をオンにしてもずっと3Gのままである。

端末を再起動したり機内モードをオン・オフすれば再びLTEに切り替わるのだが、そんなことを毎回しなければいけないのは本来おかしいことだ。

このことが以前から不思議には思っていたが、私は外であまりデータ通信を行わないし、調べるのが面倒なためずっと放置していた。

auにはPRL情報というのがあるらしい

しかし今回気が向いたので調べてみると、CDMA2000系の通信方式を採用するauの携帯電話には「PRL(Preferred Roaming List)」というものが存在し、この情報によってどのネットワークに接続するかを決めているらしい。

そしてこのPRL情報はSIMカードに格納されているようで、iOSのバージョンなどは関係がないらしい。(当たり前)
通信方式がCDMA2000系ではないソフトバンクやドコモには関係のない話のようだ。

iPhone上でこのPRLのバージョンを確認するには以下の手順で行う。
設定」アプリを開いて「一般」、「情報」と進むと以下のような画面になる。
auのiPhoneでのPRLのバージョン確認

この中で「キャリア」という項目の部分を1回押す。
すると以下の画像のように現在のPRLのバージョンが表示される。
現在のPRLのバージョン
私はすでにバージョンアップしてしまったので上の画像でPRLのバージョンが「7」になっているが、バージョンアップ前は「5」であった。

PRLのバージョンアップをする手順

このPRLのバージョンアップをするにはまず「*5050」へ電話アプリから発信する。
※5050へ発信する

すると30秒ほどアナウンスが流れ、自動的に切れる。
そしてそのまま30秒ほど放置しておくと自動的に以下のような画面に切り替わる。
PRLのバージョンアップ完了画面

この画面では「了解」を押しても画面左上の戻るボタン(三角のマーク)を押しても結果は同じである。(ホーム画面に戻る)
以上でPRLのバージョンアップは完了である。

この作業を行ってからは3Gに切り替わった後、再びLTEエリア内に入ると自動的にLTEに切り替わるようになった。