自分で作らなくてもよい自作パソコン

PC
(この記事は前回の記事【パソコンにあまり金をかけたくない人にお薦めのパソコンとは?】の続きです)

「パソコンに興味がなく、あまり金をかけたくない人ほど自作パソコンを購入するほうが数年というスパンで考えると安く済む」という話を前回の記事で書いた。
しかし、ここで大きな問題がある。
それは、

「自作パソコンは各パーツをそれぞれ1~2本の配線で繋ぐだけ」とは言っても、そもそもパソコンに興味がない人がそのやり方を覚えるのは面倒だし苦痛である。

ということだ。
ではどうするか?

最初から出来上がっている自作PC

町に実在するPCショップやネット上のPCショップには「BTOパソコン」と呼ばれるそのショップオリジナルのパソコンが販売している。
デルやHP(ヒューレット・パッカード)のようなメーカのパソコンも「BTOパソコン」に含まれたりするが、あのあたりの大手メーカーになるとその会社だけの独自規格のパーツを使っていたりするので、上記のメーカーなどはここでは含まない。

今ここで「BTOパソコンを販売しているショップ」と表現しているのは、

自作パソコンで使われるような汎用的な規格のパーツで構成されたパソコンを完成品の状態で売っている店。

を指している。

購入する時点ですでに完成品なので、購入者がいちいち配線を繋いだり組み立てたりする必要がない。
買って、持ち帰って、すぐに使える。
各パーツの性能や選別もショップごとにトータル価格ごとの基本的な構成が最初から提示されており、特にこだわらなければそのまま購入すればOKである。

故障した場合はパーツ単位の交換で済む

前述したように構成しているパーツはすべて汎用的な規格なので、故障した場合はそのパーツだけを単体で購入して交換することができる。

その交換作業をショップに有料で依頼することも可能だが、1つのパーツを交換するだけならそのパーツに接続されている1~2本のケーブルを外し、新たに購入してきたパーツ(同じ形状)に繋ぎ直すだけだから、0からすべて組み立てるよりも難易度が断然低く、修理工賃を浮かすことができる。
消耗品がちょっと1つ故障しただけでメーカー修理に出して数万円も払うのはバカバカしくなる。

自分で組み立てるより価格が安かったりする

さらに言えば、最近ではすべてのパーツを買い揃えて0から組み立てるよりも、前述のようなショップオリジナルの完成品を買うほうが金額的に安かったりする。
0から組み立てるヤツは今やスキルアップや趣味ぐらいしかメリットがないと思う。
普通の人は完成品を買うほうがいいだろう。

ただ、汎用規格で構成されているのでデザインの面でメーカー製パソコンに劣るのは否定できない。
だいたいは以下の画像のようなデザインになる。(写真はネットPCショップのフェイスから引用しています。)
自作パソコンの一般的なデザイン

しかしメーカー製パソコンと同じぐらいの価格で桁違いの性能を得ることができる。
性能が高いということは、例えば3年後や5年後になった時の動作の重さなどに違いが出てくるということでもある。

長くなってしまったので続きはまた気が向いたら書きます。