安い価格でのホームページ制作

デスク
私は岡崎市ホームページ制作を仕事としている。

ホームページ制作の問い合わせを受けることがある中でよくあるのが、最初の予算がすでに低いという場合だ。

本当にその料金でホームページを制作してもらおうと考えているのか、それとも、その後の料金交渉のことを考えて最初は安めに提示しておこうという戦略なのかはわからないが、とにかく最初から安い金額で制作してもらおうとするクライアントが結構いる。

実際の話、安い料金で制作することも不可能ではないが、それを実現するためには制作総時間数や作業工程を削減する必要があるので、お客さん側からの要望は基本的に受け付けられないということになる。

結果、そうして作成されたホームページにそのお客さんが満足するかは不明、ということになる。
制作した側も納得できていないまま納品することになるかもしれない。
良い取引とは間違っても言えない取引になることは明白である。

そもそも、最初の打ち合わせ(ヒアリング)から始まって、各工程ごとにお客さんの要望を聞いたり、要望に添えているかを確認したりする作業だけでも結構な時間や手間がかかる。
そうした手間や時間を含めれば、1つのホームページを制作するのに1か月はかかると思っていいだろう。
つまり、1か月分の月給程度は予算として考えてもらわないと赤字ということになる。

クライアントはそこまで考えていない場合が多いので、問い合わせの大半は予算が1か月分の月給と呼べない金額を提示してくる場合が多い。
なので私は断る。
でも他社の中には受けるところもあるだろう。

維持費で回収することを目的に、最初の制作費が安い業者もあるが、そもそもホームページに維持費なんてものはたいしてかからないものである。
ページ内容の更新を依頼されればそこで作業料金を頂くのは当然であるが、更新の依頼がなければ、はっきり言ってやることなどない。
なのに維持費という名目で毎月お金が入ってこれば、こんなおいしい話はないだろう。

大事なことなのでもう1度言うが、ホームページの維持なんて特に何もやることなどない

お客さんも毎月料金を払いながら疑問に思わないのだろうか。
そもそも毎月の維持費以上のリターンがそのホームページから得られているのだろうか。
なぜなら、一般的に制作費が安い業者が作ったホームページは造りがなので、検索サイトでの順位が非常に低い場合が多いからだ。
つまり、ホームページからの新規客は来ないと考えて間違いない。
新規客(リターン)はないのに維持費は毎月発生することになる。
そんなホームページは非常に疑問である。

長くなってしまったので、日を改めてこの件についてはまた書こう。