iOS8にアップデートするとユーザー辞書が消える不具合

何日か前にiOS8へのアップデートがあった。

iOSはアップデートした後で以前のバージョンに戻すことは基本的にできない。
アップデートしたことが原因で使いにくくなったり不具合が出た場合は、修正アップデートがリリースされるまで耐え続けることになる。
そのため、私は人にアドバイスするときには、「まだ待て」と言うことにしている。

しかし、自分の携帯に関してはどうかと言うと、私はすぐにアップデートする。
そして使いにくくなるようであれば「その程度の機種(メーカー)だったか」と言って諦める。
もちろんその出来が酷すぎる場合は、そのメーカーの商品は二度と買わない。

iOS8にアップデート後の問題点

そして今回のiOS8のアップデートである。
アップデートして1週間ほど使ってきた感想としては、大部分において大きな問題はない。
しかし、小さな問題はある。

1、まず、カメラロールがなくなった。

これははっきり言って使いにくい。
過去の写真を探すのが非常に大変になった。
ネット検索するとこのことに文句を言っている人があまりにも多いことを考えると、この件はきっと次のアップデートで直るのではないかと思う。
iOS8のカメラロール

2、ユーザー辞書がすべて消えている。

これも非常に困る。
私は20項目ぐらいユーザー辞書への登録があった。
それがすべて消えている。
人によってはもっと多い人もいるだろう。
最初iPhone単体でアップデートしたらユーザー辞書はちゃんと移行されていたのだが、パソコンのiTunesを使ってのアップデート(復元)でやると移行されずにすべて消えている。
iOS8でのユーザー辞書

この件を検索して調べると、どうも前回のiOS7のアップデートの時にも同じような問題があったようで、対策として「iPhoneの言語設定を日本語以外にしてから再起動する」とか、
iPhoneの言語設定

「入力に関する設定をすべてオンにして再起動」などがあった。
キーボード入力設定

しかし、これらすべてをやってみても私のユーザー辞書は復活しなかった。

3、iPhone5の性能だと、様々な動作でカクつくときがある。

OSのアップデートというものは、ハードウェアの性能はそのままでソフトウェアだけを進化させるので、性能の低い機種だと動作が重くなりやすい。
だから、許容範囲を下回るような性能の過去の機種はアップデート対象から外されることになる。(今回で言うとiPhone4)

私が使っているiPhone5だと、今回のアップデートは2回目のメジャーアップデートになる。
さすがに少しだけ動作が重くなるときが発生し始めた。
これは仕方ないことだとも言えるのだが、メーカー側がOSを過去機種にも最適化して作ることで、動作が重くなることをある程度防げたりもする。
それを期待しよう。

結論

基本的には悪くはないアップデートだと思います。
ユーザー辞書の件はともかく、カメラロールがなくなったのは不具合ではなく仕様ですし、電話やメールなどの基本的な機能に問題はなさそうで、「良くはないが、そう悪くもない」というのが客観的な判断ではないでしょうか。

でもiOS7の人は8へのアップデートはまだ待ったほうがよいでしょうね。
あと2回ぐらいのマイナーアップデート後ぐらいが最も良い時期なのではないでしょうか?

2014年9月25日追記:iOS8.0.1にアップデートしたらユーザー辞書の内容が復活しました。
しかしiOS8.0.1は別の大きな問題があって、現在は配信を停止しているようです。

iOS8.0.1でユーザー辞書が消える問題が直った件
https://www.firstsync.net/archives/6182