モンスターハンター3Gレビュー

MH3G
ニンテンドー3DSを購入したことは昨日の記事で書きましたが、その際に同時に買ったソフトはモンスターハンター3Gである。
3Gは「トライ・ジー」と読む。
サード・ジー」ではない。
これはテストに出るので覚えておくと良いだろう。
実は私は以前からハンターなのだ。
2ndG(セカンド・ジー)では武神闘宴を一人でクリアもするぐらいの生粋のハンターである。
ちなみに一番好きなクエストは、一人でやる卵運搬やキノコ納品などの納品クエだ。

そんな流れでついつい今回の3Gも購入してしまったわけだが、正直に言うと買う前は、

「カプコンが3DS用にいい加減に制作して出したソフト」

ぐらいに思っていたのだが、やってみると意外なことにそうではないことがわかってきた。

モンハン持ちの件

まず、モンハン経験者なら誰もが気になる点は「モンハン持ち」の件だろう。
3DSは十字キーとアナログスティックの配置がPSPやPS2と上下逆なため、キャラクターの移動カメラ視点の移動を同時に行ういわゆる「モンハン持ち」と言われる持ち方が物理的にできない。
そのため、私は3DSでモンハンなど出すべきではないとさえ思っていた。

しかしその点に関してはきちんと対策が考えられていた。
その対策とは、3DSの下側にあるタッチパネル画面の自由な位置に十字キーを表示させ、それをタッチすることでカメラ視点の移動を行えるようになっている。

しかも特筆すべき点は、その十字キーの配置や大きさの選択ができ、さらに言えば縦横比率を無視して自由に拡大縮小を無段階に行えるようにできている点である。
なので誰でも自分の好みのやり方や指の長さなどに合わせた配置や大きさにできる。

実際に自分のやりやすい設定にしてプレイしてみると、PSPの時とは勝手は異なるが、これはこれで無理のない操作環境である。
私はPSPのような操作方法に慣れているせいか3DSでの操作環境に慣れるまでまだ時間がかかりそうだが、今回の3Gが初めてという方にはむしろこちらの操作方法のほうがとっつきやすいかもしれない。

というわけで、モンハン持ちができないという問題点は、違った形で完全に解消されていると言っても過言ではない。

2画面のメリット

また、画面サイズの大きさはPSPよりも小さくなるために、PSPサイズに慣れていると最初は少しやりにくく感じるが、慣れてくると比較的気にせずにプレイできる。

さらに、画面上に表示されるマップやアイテム表示、体力ゲージなどの各表示を設定により項目別に下画面に移動させることができるので、上画面は必要最低限の表示にでき、視野をすっきりさせることができる。

こういった設定を取り入れることにより、画面の小ささに関しても比較的解消されているといえる。

水中戦の復活に関しては賛否分かれるところであるが、内容の細かな出来に関してはトライやポータブルサードの流れを汲み、非常にきちんとできている。
ココが出来が悪いなーという不満点は今のところない。
私の事前の予想とは違って、意外にもきちんと制作されている作品だなと今のところは思う。

3DSでモンハンってどうなの!?と思い購入を躊躇されている方は、買ってもいいかもしれませんよ!
やっぱり面白いです。

2012年1月31日追記:プレイした後だからこそ言える総合評価の記事を書きました。それはこちらのページです。