なぜ無料ブログは検索にヒットしないのか?
- 公開日 : 2015年8月24日
- カテゴリ : Web制作
最近はブログをやっている人がどのぐらいいるのかわかりませんが、たまにお問い合わせで来る内容に、
「自分のブログが検索に全然ヒットしない」
というのがあります。
これは言い換えると「SEOに弱い」ということになる。
これはなぜか?
今日はこれを簡単に解説しようと思います。
無料ブログ最大の弱点
上記のような「ブログが検索にヒットしない」というような質問をする人は、たいてい無料ブログを使用しているケースが多い。
2015年現在において無料ブログでシェアが高いものはアメブロが断トツでトップで、それに次いでFC2ブログ、Yahooブログあたりではないでしょうか?
無料ブログの最大の弱点は独自ドメインが使えないという点である。
上に挙げた3つの無料ブログのうち、独自ドメインが使用できるのはFC2ブログだけではないだろうか。(Yahooブログはよく知らない)
独自ドメインとは?
ドメインとは、アメブロの場合は「ameblo.jp」、ヤフーの場合は「yahoo.co.jp」のようなものを言う。
例えばアメブロでブログを始めると「http://ameblo.jp/アカウント名」となる。
ヤフーブログの場合は「http://blogs.yahoo.co.jp/アカウント名」となる。
このようなURL形式はメインドメイン(ルートドメイン)に属する「サブドメイン」または「サブディレクトリ」と呼ぶ。
このメインドメイン(ルートドメイン)を自分の好きなドメインに設定できるかどうか、つまり独自ドメインに変更できるかどうかがSEOにとっては重要である。
なぜ独自ドメインじゃないとSEOに弱いのか?
例えばGoogle検索やYahoo検索で「掃除機 おすすめ」と検索したとします。
そして、もしその検索結果に価格.comのページばかりが上位30位ぐらいまですべて占有していたら、多様性に欠けることになります。
検索結果の多様性を維持するため、同じドメインが表示される数は制限をされる仕組みがあります。
特に、価格.comのような巨大サイトはドメイン自体がかなり強いので、制限をかけないと何十ページも表示されてしまうことになります。
飲食店の場合は食べログ、住宅関係の場合はHOME’Sばかりの検索結果になってしまうことでしょう。
そのような意味ではアメブロやヤフーブログのドメインもかなり強いのでSEOに有利に思えるのですが、上記の理由により検索結果に表示される数はその内の2~4個ぐらいまでになってしまいます。(検索語句にもよる)
あなたのブログがその2~4個の中に含まれなければ、検索結果に出てくることはもうありません。
SEOに強いか弱いかはそれ以外にも多くの要素が影響しますが、無料ブログがSEOに弱い最大の理由はドメインの問題であることは間違いないでしょう。
個人の趣味でやっているブログならともかく、企業やお店が集客のためにブログを書くのなら無料ブログはすぐにやめましょう。
追記:FC2ブログは独自ドメインが使用できるようですが、代表者が先日逮捕されてサービスの存続自体が不透明であるため、突然ブログごとなくなるリスクも覚悟する必要があります。