覇王翔吼拳を使わざるを得ない

龍虎の拳の画像
覇王翔吼拳とは、一時期一世を風靡した格闘ゲーム「龍虎の拳」の主人公リョウ・サカザキがエリア移動のシーンで言い放った名ゼリフである。
覇王翔吼拳は、「はおうしょうこうけん」と読む。
これは書けなくても問題ないが、読みはテストに出るので覚えておくと良い。

このセリフは軍隊がいるエリアへ移動する際に言うセリフなのであるが、正確に全文を書くと、

「武器を持った奴が相手なら、覇王翔吼拳を使わざるを得ない。」

となる。

覇王翔吼拳なら銃にも勝てる。らしい

つまり、軍人というだけでも相当な訓練を積んだ肉体派の人々であるはずだが、その上さらにショットガンやマシンガンなどの銃を持っていたとしても覇王翔吼拳を使えば対処可能だという意味である。
覇王翔吼拳というのはそれほどの人知を超えた大技なのだ。

私の友人は先日、

「覇王翔吼拳と銃弾がかち合った場合、銃弾が貫通してくるのではないか?」

という疑問を私に投げかけてきたことがあるが、それはおそらく間違いだ。
私が思うに、覇王翔吼拳と銃弾がかち合った場合は、銃弾のほうが溶けるという見解である。
覇王翔吼拳は銃弾を溶かしてそのまま進み、銃を放った軍人数名を風圧でまとめて吹き飛ばすものだと思っている。
直撃はマズイ。通常の人間は死んでしまう。
なので通常の人間に対しては少し的を外して撃つのだろう。

覇王翔吼拳とはそれほど夢のある硬派な技なのである。
乱発はできない。
一発撃ったらヘトヘトだ。
でも「使わざるを得ない」のだ。
この言い回しが非常に良いのである。

「~~せざるを得ない。」という言い回しはその気になれば日常で使うこともできる言い回しであるため、このブログ記事を読んだみなさんも日常の中でぜひ使っていただきたい。
10人中1人ぐらいは、

「お、それはリョウ・サカザキの名ゼリフですね」

と言ってくれること間違いなしである。
しかし、10人中その他9人には、

「コイツ何言ってんだ?」

と思われるだろうと言わざるを得ない。