モニタからジジジ…という音がして焦げ臭い匂いがする症状

私が普段使用しているPCのモニタは三菱電機のRDT223WMRDT232WXというものである。
以下の写真は2012年ごろに取った写真ですが、今も同じように2枚を並べてマルチディスプレイ環境で使用している。
マルチディスプレイ
左がRDT223WMで22インチ、右がRDT232WXで23インチである。
今回問題にするのは右側のRDT232WX(23インチ)のほうになります。

画面がわずかにチカチカする

このブログを書いている今もそうですが、画面がわずかにチカチカする症状が最近出始めた。
蛍光灯の寿命が近くなると、わずかにチカチカしているように発光が不安定になるあの症状に似ている。
白い画面を表示させている時だとわかりやすいので、Googleのトップページを全画面表示したりするとその症状がよくわかる。

そして、モニタの向かって左上のあたりから「ジジジジ……」というような異音がする。
小さな音なので耳を近づけて聞かないと気付きにくい。
異音がする箇所
さらに、この後ろの通気口から焦げ臭いにおいが少し出ている。

モニタには「ブライトネス」という明るさの調節機能が必ず付いている。
ブライトネスのことを輝度と呼んだりもする。
これを下げたりしてみると、上記の異音が少し大きくなる。

これはもう完全に故障の前兆でしょう。

ネットでこの症状を検索するとこんなブログあんなブログもあったりして、この機種にはよくある症状であることだと思われる。

2010年発売のモニタらしい

今となってはこのモニタ・RDT232WXをいつ購入したのかはっきり覚えていなかったので調べてみると、2010年5月28日に発売したらしい。
参考ページ:【PC Watch】 三菱、IPS最速23型フルHD液晶の新モデル「RDT232WX」

私は発売直後に購入していたので、4万円近くで購入している。
このモニタは当時はPC用モニタの中ではまだ数が少なかったIPSパネルであり、発色が鮮やかで視野角も広く、1920×1080ピクセルのフルHDなのでDVDやブルーレイの全画面表示にもピッタリで、今でも気に入っている。弱点がない。

左側に置いているモニタ・RDT223WM(上記写真参照)はTNパネルなので発色や視野角が悪く、並べて使っているとその差は歴然である。
しかしこのRDT223WMも不具合がないわけではなく、モニタ本体の設定がリセットされる症状が定期的に発生する。

購入して約6年での故障

6年も経たずに故障してしまう液晶ディスプレイというのも微妙だと思いますが、これらのモニタが発売された2010年前後は韓国(LG)や台湾(Acer)あたりのメーカーのモニタが低価格でたくさん出てきており、その中で三菱電機がコストダウンに努力した結果、このような品質になってしまったのではないかと勝手に想像して納得しています。
安いパーツを使っている箇所もきっとあるのでしょう。

三菱電機は2013年に液晶ディスプレイ事業から撤退しており、コストダウンの努力も海外メーカーの人件費の安さには敵わなかったのではないでしょうか。
参考ページ:三菱電機、個人向け液晶ディスプレイ事業より撤退

少なくとも三菱電機のサポートに関しては素晴らしかったということを2011年にこのブログで書いており、買って損したとは今でも思えない良い商品だったと言えます。
参考ページ:三菱電機のサポートの神対応

このまま使い続けるときっとそのうち画面がつかなくなるのだと思われます。
気に入っているモニタなだけに、とても残念であります。

2016年1月15日追記:このページを書いて2日後の今日、画面が付かなくなりました。
電源を入れた直後は正常に表示されますが、1分も経たないうちに消えてしまいます。
前兆から死亡までが早過ぎです。