Windows7でマウスオーバーした際の表示速度の設定

Macのパソコンは所有していないので知らないが、WIndowsでは現在開いているウインドウがタスクバーにも表示される。
その際、Windows7だとタスクバーの上にマウスカーソルを載せる(マウスオーバー)と、そのウインドウのプレビュー画像が表示される。(下の画像の赤い部分)
Windows7のタスクバーのポップアッププレビュー

このプレビュー表示は便利といえば便利だが、プレビューが出てくるまでの時間が遅いというのが私の不満であった。
カーソルを載せたらパッと表示されてほしいのだ。
パソコン操作は手早くサクサク行いたいので、チンタラと表示されるぐらいならこんな機能は無いほうが良い。

さらに言えば、スタートメニューを開いて「すべてのプログラム」の上にカーソルを乗せた際の反応が遅いことも気に入らなかった。
クリックすればいいと言われればそれまでだが、私から言わせれば毎回クリックすることなんてやってられない。
頻繁に使うところは無駄な操作を要求してほしくない。
できればカーソルを乗せるだけで瞬時に表示されるのがベストだ。

Windows XPの場合の直し方

この問題はWindows XPの時はレジストリで「MenuShowDelay」の値を変えることで解決したが、Windows7では「MenuShowDelay」の値を少なくしても変わらなかった。

いろいろ調べたり試しているうちに、どうもWIndows7ではこれらの設定はまとめてできることがわかった。
今後忘れてもいいように備忘録としてここに書いておこうと思う。

WIndows7の場合の直し方

まずレジストリエディタを開く。
やり方は、「スタートメニュー」から「ファイル名を指定して実行」だ。
「ファイル名を指定して実行」という項目が表示されていない場合は、「プログラムとファイルの検索」の欄に「regedit」と入力すると「regedit.exe」という項目が出てくるのでそれを起動する。
下の画像のようなウインドウが出てこれば成功である。
レジストリエディタ

そして、HKEY_CURRENT_USER\Control Panel\Mouse の順にツリーを開いていく。
Mouseという項目を指定すると、右側の画面に多くの項目が出てくると思う。
その中で「MouseHoverTime」という項目があるのでそれをダブルクリックする。

新たに出てくるウインドウに「値のデータ」という欄があり、初期設定だと400になっている。
これがマウスオーバーさせた際にプレビューを表示するまでの時間である。
この数値を0にしても良いが、それだと反応が良すぎて逆に不便になる可能性があるので50ぐらいが良いのではないだろうか。

数値変更完了したら、レジストリエディタは閉じてしまってよい。が、まだこの時点では設定は反映されていないので、パソコンを再起動またはログオフする。
そして再度ログインした際には設定が反映される。
これで各項目にマウスオーバーした際の表示速度が速くなるのでとても快適に操作することができるようになる。

2012年8月6日追記:この設定によりマウスオーバーの反応速度を高めると、スタートメニュー内に置いたショートカットのサブメニュー(右側に出てくる子メニュー)が表示される瞬間だけ親メニューをクリックしても反応しないことが多々あった。
なので結局、MouseHoverTimeの数値は10000に設定し、マウスオーバー自体をなるべく出さない設定に変えてしまった。

これにより、サブメニューを出すためにはクリックをしなければいけなくなってしまったが仕方がないだろう。
しかしタスクバーのプレビュー表示は基本的には出なくなったので、ウザさは無くなったといえる。

その後追記:7+ Taskbar Tweakerというフリーソフトでマウスオーバーを出さないようにしました。
Windows 7でタスクバーから表示されるウインドウを消す「7+ Taskbar Tweaker」の設定