iPhone4をiOS6にアップデートしたレビュー

iPhone4でのiOS6の画面表示
昨日、iOS6へのアップデートがあった。(日付で言えば今日9月20日)
深夜2時ちょうどぐらいにアップデートができるようになったのだが、昨日の記事でも書いたように私はこのお祭りにしっかり参加し、初期の不具合とか出たって構わないという勢いでアップデートを開始した。

エラーコード1603で止まる

しかし、なぜかアップデート途中でiTunesエラーコード1603を吐き、私のiPhoneは画面にiTunesのアイコンとUSBケーブルの画像が表示されたまま固まった。

その後はUSBケーブルを挿し直してもiTunesやパソコン上でiPhoneを認識しないようになり、iPhoneを再起動しても画面の表示は変わらない。 という半ば詰んだ状況になった。
周囲に味方の駒が存在しない状況で玉の前に金を指されたぐらい詰んでいる。(将棋)

おそらくiPhoneにOSが入っていない状態なので当然と言えば当然なのだが、そもそもパソコン側で認識してくれなければ復元も行えない。

な、なんてことだ! 私のiPhoneがモックアップ(携帯ショップに展示してある外見を実物そっくりに似せた模型)になってしまった!
重量だけでなくRetinaディスプレイまでをも再現したかつてない完成度のモックアップだ!

とか言っている余裕すらその時はない。
最悪の場合、Apple Store行き(有償修理の可能性アリ)もあり得るからだ。
ハッキリ言って、有償は嫌だ。
これで有償修理になるなら、もうiPhone5を買ったほうがいいということになってしまう。

ネットで多少調べた後、ホームボタンを押しながらUSBケーブルを挿すとiTunes上で認識したためそこから復元を行うが(PC再起動済み)、やはり先程と同じく途中でエラーコード1603が表示されて止まる。

iOSソフトウェアファイル(.ipsw)を削除したりしても同じであったので、もう面倒くさくなってもう1台のパソコンにiTunesを新規インストールし、それでiPhoneを出荷状態まで復元した。(この時点でiOS6になっていたと思う)

結局、復元して直す

そして本来のパソコンのほうのiTunesで設定やアプリなどを復元した。
この時点でアップデート開始からすでに2時間経過。(AM4:00)
ずいぶん乗り遅れてしまった。

前述のように最初はApple Store行きも覚悟したが、ダメ元でやってみると意外となんとかなるものだ。
iOS6にしようとして失敗しApple Store行きになるようでは、アップデートなんてしないほうが良かったということにもなりかねない。
ここで言える教訓は、

アップデート直前にiCloudまたはパソコンにiPhoneのバックアップを取っておくと良い。

ということだ。(両方に取っておくとさらに安心度が増す)
エラーが起きてもバックアップさえ取っておけば復元でなんとかなる。

iOS6を使ってみて

そしてiOS6を実際にいじってみると、今までとまったく違和感なく、同じレスポンスで操作ができた。
ちなみに私のiPhoneは4だ。
4Sではない。
でもとても快適に使える。
フリック入力もサクサクだ。
全然重くなっていない。

OSをアップデートすると動作が重くなることが一般的な中、それだけでも素晴らしいアップデートである。

iOS5になった時のiCloudほどの大きな機能追加はないが設定項目はいろいろと変更や追加がされており、自分のiPhoneをちょっと新鮮な気分で楽しめる。
とてもいいじゃない。
動作が重くないので、これで次の機種変更をするときまで快適に使えることが確定した。
あとは今後新たな不具合でも出なければ最高である。

追記:最初は気にならなかったが、使い込んでみるとやはり文字入力の際のレスポンスなどは重めな感じなのを実感するようになりました。無念。

2013年1月29日追記:iOS6.1へのアップデートがあったので試してみました。