Facebookのスパムアプリから自分の個人情報を守る方法

昨日「Facebookの個人情報漏洩の危険性」という記事の中で書いたとおり、Facebookでは友達登録をしている人がスパムアプリを利用すると自分の個人情報までもが悪質な業者に渡ってしまうことになる。

そのようなアプリを使う人はITリテラシーが低いせいか、怪しいアプリであるかどうかを調べることをせずに次から次へ見境なくいろいろなアプリを使うことが多いため、本人だけならともかくFacebookにおいては周りの人にとっても非常に危険である。

先ほど少し検索して見つけたアプリに以下のようなものがあった。
本人や友達の個人情報を抜き取るスパムアプリ
見てもらえばわかるように本人のプロフィールや位置情報、さらには写真も抜き取った上で、その人の友達のプロフィールや位置情報までをも抜き取る極悪なアプリである。

私もこういうアプリを作ってみようかなとさえ思わせるほどの凄まじいブッコ抜きっぷりだ。

確認画面を見ずにインストールする本人にも問題がある

このようなアプリを作る側も問題だが、こうやって利用前に確認画面が表示されるのにこのアプリを承認して利用する人も問題がある。

それを本人に教えてあげる親切な人もいれば、何も言わずに友達登録を解除する人もいるだろう。

確認画面が表示された上で本人がアプリを承認・利用しているのだから、もはや相手から一方的に友達登録を解除されても仕方ないとさえ言える。

私はWeb制作という職業柄、Facebookを利用する前から自分のサイト上で本名や写真などを出している人間であるためこのようなスパムアプリに対しては結構平気なのだが、普通の人はとても嫌だろう。

なので、今回はFacebook上の友達がこのようなスパムアプリを利用しても自分の個人情報が抜き取られなくする設定のやり方を解説しておこう。

手順の解説

まずはFacebookにログインし、右上の歯車のアイコンから「プライバシー設定」を選ぶ。
Facebookのプライバシー設定

次に、左側にあるメニューから「アプリ」を選択し、「他のユーザーが使用しているアプリ」の欄の「編集」というリンクを押す。
他のユーザーが使用しているアプリ

その中の項目すべてからチェックを外し、「変更を保存」のボタンを押して適用する。
他のユーザが利用するアプリに取得される項目
以上です。

この設定をしておけば、友達登録している人がスパムアプリを利用しても自分の個人情報のほとんどは取得されずに済む。

しかしそれでも名前やユーザーID、プロフィール写真などの最小限の項目に関しては取得されてしまうようだ。
それすらも取得されたくない人はFacebookを辞めることが最も間違いのない選択肢なのではないかと個人的には思う。

SNSといってもやはりインターネットの一部であることは事実であるので、そこに記載したものはどこにどのように流れて行ったとしても仕方がないものだと思ったほうが良いでしょう。
情報の流れる範囲が広い狭いの違いはあっても、完全に防ぐことは不可能だ。

インターネットというのはそういうものなので、Facebookがこれほどまでに普及した現在、私はこのことを声を大にして言いたいのであった。

みんなもう少し気を付けたほうがいいよ。
私でもネット上にはわからないことがいくらでもあって、普段から気を付けようと心掛けてるぐらいなんだから。