パソコンのメモリの増設のやり方

メモリの増設のやり方
これは前回の記事から少し続いている内容になります。

前回の記事:PCの動作がいつも遅い場合の基本的なチェックポイント(ハードウェア編)
https://www.firstsync.net/archives/5200

私が普段使用しているメインのPCは以前Windows XP(32bit)がインストールしてあった関係で搭載メモリが4GBである。
これは2013年現在の一般的な水準からすると普通(最低限)であるといえる。

32bitのOSの場合、OSから認識できるメモリ量は4GBまでであるため、それ以上のメモリを積んでも基本的に意味がない。
だから数年前そのPCを組む際に4GBしかメモリを購入しなかった。
しかし1年ほど前からWindows7(64bit)に変更しているので、今なら4GB以上のメモリを積むことに意味があることになる。

運良く同じ形式のメモリを中古で発見

今回、PCショップの中古品のコーナーで私のメインPCに積んでいるメモリとまったく同じ型式のメモリを発見した。
物理メモリ2GBが2つ
なんと1つ1,280円であった。(2GB・箱などなし)
数年前に購入した際の新品の価格を考えれば、信じられん価格である。
通常、メモリは2つまたは4つをセットとして使用することが多いため、今回は2つまとめて買っても2,560円で済む。

また、メモリは相性などの問題が発生しうるものなので、できることなら同じメーカー・同じ型式・同じ容量であることが望ましい。
今回メモリを増設しようとしているPCにはこれと同じ型式の2GBのメモリが2つ積んである状態だ。

そしてまだ2つのスロットが空いているため、上記写真のメモリを積めば同じメーカー・同じ型式の2GBメモリが4つ、ということになってまさに「理想的」としか言いようがない。
本当の強者は4GB×4とかにするのだろうが、私はそこまでメモリを使う作業をしないし、できれば今使っているメモリを活用したいという思いがある。
というわけで、発見して即買いした。(ちょうど中古品のセール日だったらしく、レジでさらに1割引になった)

増設の手順

このような経緯で、ついでなので今回はメモリの増設やり方を解説いたします。
とは言っても、メモリの増設は特に難しい点は本当に何もなく、時間もかからない。

まず、パソコンのケースを開ける。
PCのケースを開けた状態

こういう時、自作系のパソコンケースは手回しネジを緩めるだけですぐに開くようになっていて整備性が非常に良い。
ドライバーすらいらない。

そして今回メモリを挿す場所は以下の部分である。
メモリを挿す場所

この部分を拡大してみると以下のようになっている。
メモリを挿す場所の拡大写真
見てわかるように差し込むスロットが4つ並んでいて(このPCの場合は水色の部分)、そのうち2つに黒色のメモリがすでに挿してある。
空いている残り2つのスロットに新たなメモリ2つをそれぞれ挿し込めばそれで終わりである。
ファミコンのロムカセットを挿し込むのと同じ要領だ。

ちなみに、メモリには挿し込まれる部分の中央あたりに切り欠きがあり、
挿し込む部分にある切り欠き
この切り欠きが中央から少しずれた位置にあるので、メモリを挿し込む際に逆向きでは物理的に挿し込めないようになっている。
素晴らしい親切設計!

そして無事に挿し込み完了するとこうなる。
メモリを4枚挿した状態

そしてPCの電源を入れてタスクマネージャで確認した際に、以下のように物理メモリ量がちゃんと認識されていればOKである。
メモリ増設前と増設後のタスクマネージャーの表示