Thunderbirdのメールやプロファイルの保存場所の変更方法

メール
私が普段使用しているPCのシステムドライブの容量は60GBである。
この容量はWindows7にとっては少ない。

マイドキュメントに保存するような自分が作ったデータなどは別のドライブに保存しているが、PC上で動かすソフトのファイル群(プログラム)はシステムドライブにインストールする必要があるので、どうしても年々空き容量が少なくなってくる。

そして最近、再びシステムドライブの空き容量が少なくなってきたので、大きな容量のものを探してみると、メールソフトのデータがあった。
私が使用しているメールソフトはThunderbirdである。

今さらこれに気付くのも遅いですが、メールのデータなどはバックアップのしやすさを考えると、別ドライブに保存しておいたほうがいい気がする。
というわけで、これを機にThunderbirdのメールデータの保存場所を変更することにしました。

いろいろ調べた結果、Thunderbirdのメールデータの保存場所変更のやり方は大まかに2つあるようですが、やることは本質的に同じでした。
今回は最もミスが起きにくいと思われる、実際に私が行った手順を解説します。
万が一にも過去のメールデータがすべて消えてしまうのだけは避けなければいけませんからね。

初期状態でのThunderbirdのメールデータの保存場所

まず最初に知っておくべき重要な点として、

Thunderbirdにはプロファイル(設定ファイル群)とメッセージファイル(メールのデータ群)がある。

らしい。
初期状態では上記2つのファイルは同じフォルダに入っているのでまとめて扱いがちですが、一応別物だと知っておくと以下の解説がわかりやすくなるでしょう。

初期状態でのプロファイル(設定ファイル群)の保存場所

初期状態でのThunderbirdのプロファイル(設定ファイル群)が保存されている場所は、

C:\Users\ユーザー名\AppData\Roaming\Thunderbird\Profiles

である。
補足:¥の部分は階層の区切りを意味しており、バックスラッシュでも同じ意味です。

さらに補足:AppDataフォルダが表示されていない人は「コントロールパネル」から「フォルダーオプション」を開き、「隠しファイル、隠しフォルダー、および隠しドライブを表示する」にチェックを入れて適用してください。

このProfilesフォルダの中に「固有の文字列.default」というフォルダがあります。
補足:固有の文字列の部分は人によって異なると思われます。

そして、Profilesフォルダと同じ階層にあるprofiles.iniにプロファイル(設定ファイル群)の場所指定が書かれています。(固有の文字列.defaultの位置)
ちなみに、おそらく初期状態のままだと思われる私のprofiles.iniのファイルには以下のように書かれていました。

[General]
StartWithLastProfile=1

[Profile0]
Name=default
IsRelative=1
Path=Profiles/固有の文字列.default

初期状態でのメッセージファイル(メールのデータ)の保存場所

そして、この固有の文字列.defaultフォルダの中にあるImapMailフォルダやMailフォルダに過去のメールデータが入っています。

つまり、バックアップを取りたいときには固有の文字列.defaultフォルダ、またはその上位階層であるProfilesフォルダごとコピーしてUSBメモリやDVDにでも焼いておけばOKとなります。先にやっておくとベターでしょう。

1、新たな保存先フォルダを作成し、そこにデータをコピーする

ここからが保存場所の移動手順になります。

まず、新たな保存先フォルダを作成しておきます。
仮にフォルダ名を「新たなThunderbirdメール」と名付けておくとします。

このフォルダの中に上記のProfilesフォルダごとコピーします。
この時点では元の場所にあるProfilesフォルダはそのまま残しておきます。
移動ではなくコピーする理由は、この後にThunderbirdを起動するからです。
Profilesフォルダがないと、インストール直後のまっさらな初期状態での起動になってしまいます。

2、メッセージの保存先設定の変更

次にThunderbirdを起動し、メニューバーにある「ツール」から「アカウント設定」を開きます。
メニューバーが表示されていない場合はウインドウ上部の何もない部分で右クリックし、メニューバーの表示にチェックを入れてください。
メニューバーの表示

その中の「サーバ設定」の中にある「メッセージの保存先」を確認する。
メッセージの保存先設定
ここ重要です。
保存先を変更する前に、現在の保存先をよく確認しておいてください。
もし現在の保存先が、

C:\Users\ユーザー名\AppData\Roaming\Thunderbird\Profiles\固有の文字列.default\ImapMail\メールアドレスのドメイン

となっていたとしたら、新たな保存先は、

新たなThunderbirdメール\Profiles\固有の文字列.default\ImapMail\メールアドレスのドメイン

と設定してください。
不安な場合は変更前の指定をコピーしておくか、携帯のカメラで画面を撮影しておくと良いでしょう。

メールアドレスが複数ある場合は、それぞれの「サーバ設定」で「メッセージの保存先」を変更してください。
この作業が完了したらThunderbirdは終了させておきます。

3、プロファイルマネージャでプロファイル(設定ファイル群)の新たな場所を指定する

Thunderbirdのプロファイルマネージャを起動します。
起動方法はWindowsのスタートメニューにある「プログラムとファイルの検索」欄で、
プログラムとファイルの検索

thunderbird.exe -p

または、

thunderbird.exe -ProfileManager

と打ち込んでEnterキーを押します。
以下のようなウインドウが出てきたら成功しています。
プロファイルマネージャ

「新しいプロファイルを作成」のボタンを押し、
ユーザ設定の保存先指定
「新しいプロファイルの名前」欄には自分がわかりやすい適当な名前を入力。
「ユーザ設定やユーザデータの保存先」の指定は、

新たなThunderbirdメール\Profiles\固有の文字列.default

のフォルダを指定してプロファイルマネージャを終了させてください。
この作業が完了すると、profiles.ini内の記述が自動的に書き変わります。

わざわざ確認する必要はないですが、中身を見るときっと以下のように新たなプロファイル設定が追記されていることでしょう。(Profile1のこと)

[General]
StartWithLastProfile=1

[Profile0]
Name=default
IsRelative=1
Path=Profiles/固有の文字列.default

[Profile1]
Name=自分がわかりやすい適当な名前
IsRelative=0
Path=新たなThunderbirdメール\Profiles\固有の文字列.default
Default=1

4、元々あったProfilesフォルダを削除し、Thunderbirdを起動してみる

上記1の段階で残しておいた、

C:\Users\ユーザー名\AppData\Roaming\Thunderbird\Profiles

Profilesフォルダを削除し、Thunderbirdを起動してみます。
それで元通りに過去メールが表示されていればプロファイルやメールデータの移動が完了しています。
まだProfilesフォルダのバックアップを取っていない人は、このタイミングでDVDなどに保存してもいいかもしれません。

参考リンク:MozillaZine.jp フォーラム • トピック – [解決済み] メールデータ保存先フォルダの変更について