携帯大手3社の値下げ新プランがまったく安くない件

ネットのニュースを見ていたら、こんなニュースがあった。
朝日新聞デジタルの記事

  1. スマホ本格値下げ、3社見送り 新コースの恩恵、限定的
  2. スマホ、月5000円未満プラン導入…大手3社
  3. KDDI、来月から1ギガプラン ライトユーザー向け 3社出そろう

ドコモだけが複数いる家族向けがあり、auとソフトバンクは1人あたり4900円らしい。
これを見て私は、

「高えなぁ。バカじゃねえの?」

と正直思った。
この金額で月間の通信できる量は1GBである。
こう言っては申し訳ないですが、こんなのを契約するのは無知としか言いようがない。

一応、auのサイトでも確認してみる

私は去年(2015年)の6月までauを使用していたので、一応au公式サイトを確認してみると、
auの新料金プラン
「スーパーカケホ」に1GBのデータ定額サービス登場! | 2016年 | KDDI株式会社

とある。
「5分以内の通話なら無料で24時間かけ放題(電話カケ放題プランS)」なのは魅力的ではある。
しかしその表の下には、
契約の注意書き
と多くの注意書きがあり、これらを1つ1つ確認して理解するだけでももう契約するのが面倒臭く感じてしまう。
私のようにこういう分野に詳しい人なら読んで理解できるが、世の中の多くのライトユーザーは理解できなかったり、こういうのを読むのも嫌だろう。

しかし、この辺りをきちんと読んでおかないと怖いのが、現在の携帯大手3社のやり方の実態である。

携帯の大手3社は既得権益を守るのに必死である

今回、携帯の大手3社がこのような値下げプランを出したのは、去年首相が「携帯の料金が高い」というようなことを意味する発言をしたからである。
しかし、上記のとおりその内容は「仕方なくそれなりの対応策を出した」という感じがプンプン匂うものでしかない。

SIMロック解除義務化もロクに普及しているとは言い難い状況だし、携帯の大手3社は既得権益を守るために本当に必死だなという感じがする。

まぁ、自由競争である市場に対して政府が口を出すのもそもそも問題があるような気もしますが、法律で規制がある業界もたくさんあるし、今の携帯業界は政府が口を出したくなるほど酷い現状であると言えるのではないでしょうか。

私ならどうするか?

もし私が今すぐに携帯を変えなければいけないとしたら、Nexus 5XをGoogle公式サイトから購入する。
ネクサス5x
Androidを作っているGoogle公式の端末というのが一番のメリットである。
OSのアップデートも最速で来る。
その上、最新機種なのに52,300円46,250円(2016年2月に値下げしてました)からという安さである。
私としてはこれ以外には考えられない。

参考までに言うと、iPhone6sは86,800円~、iPhone6s Plusは98,800円~からである。(Apple公式サイト)
私は今までずっとiPhoneを使用してきましたが、現在のiPhoneはハードの外観(背面)・インターフェースデザインのダサさなど、もう欲しいとも思えない。

ちなみにNexus 5Xはドコモやワイモバイルからも発売されていますが、それらキャリアメーカーで売られているNexus 5XにはSIMロックがかかっているので、買うならGoogle公式サイトから一括購入の一択である。
後述する格安SIMを使用するために、端末自体にSIMロックがかかっていては都合が悪い。

2016年2月29日追記:Expansysという有名な海外の販売サイトだとさらに安く買うことができます。
2016年2月29日現在では、Nexus 5X・16GBが35,945円iconNexus 5X・32GBが40,355円iconです。

格安SIMを購入して毎月1,000円台で運用する

以前このブログでも書いたとおり、私はiPhone4sを月1,600(税抜)で維持している。
月間に使用できる通信量は3GBである。
月間10GBぐらい通信したいヘビーユーザーのために、3,260円(税抜)のプランも用意されている。

もちろん電話番号があり、通話もできます。
補足ですが、格安SIMの世界では通話ができない「データ通信専用SIM」もあり、さらに安くなります。

通話料は30秒につき20円かかるが、実際に電話をする時はほとんどSkypeまたはハングアウトでかけるので、3分10円ぐらいになる。
私が使用している格安SIMはIIJmio(アイアイジェイ・ミオ)というメーカーのものになります。
料金・仕様 | 音声通話機能付きSIM(みおふぉん) | IIJmio

月に1,000円台で3GBぐらいの通信量というのは格安SIMの世界ではごく普通の水準であり、特別安いわけではありません。
例えばmineo(マイネオ)やDMMモバイルなどのメーカーの格安SIMでも同じぐらいです。

  1. auプラン/ドコモプランの料金比較|mineo(マイネオ)
  2. DMMモバイル・料金ページ

今回挙げたIIJmio、mineo、DMMモバイルの3社で言えば、契約の縛り期間(最低利用期間)が最大で12か月だったり(mineoはなし)するので、ドコモやau・ソフトバンクの24か月縛りのように悪質ではありません。とても良心的です。

そしてここ重要ですが、契約する際に事務手数料が3,000円(税抜)がかかります。
実はこれはイオンのようなお店で売られている「パッケージ(定価3,000円)」を購入すると免除されます
こんなようなやつです。
アイアイジェイ・ミオのSIMパッケージ
しかしなぜかAmazonでは信じられない安さで売られており、これを購入しない手はありません。
去年私がAmazonで購入した時は1,800円ぐらいしたのに、今では324円です(2016年2月3日現在)。もう意味がわからない価格になっています。
  

SIMフリー端末とこのパッケージを購入すれば、あとはそれぞれの公式サイトから支払方法を登録するだけです。
すると来月から携帯の料金が1,000円台になって幸せになれるでしょう。
詳しい人が得をする典型例ですね。
端末さえあれば、1人で数回線契約したくなるような価格である。