さくらサーバのスタンダードプランからエックスサーバのX10プランに移転した

あまり気づく人もいなさそうですが、このブログのサーバーの移転とSSL化をまとめて実施しました。
このブログは今まで5年間ほどさくらインターネットスタンダードプランを利用していましたが、
さくらのスタンダードプラン

それを今回はエックスサーバーX10プランに移転した形になります。
エックスサーバのX10プラン

なぜサーバを移転したのか?

なぜサーバの移転をしたのかと言えば「明らかにエックスサーバーのほうがページの表示速度が速いから」です。

ここで一応言っておきますと、さくらのスタンダードプランは決して遅いサーバではありません。
その料金から考えれば、かなり高クオリティと言えると思います。(年間5,142円・税込・初期費用別)

ロリポップのようなクソ遅いサーバとは違い、この料金で常に安定した速さがあり、フリーダイヤルの電話サポートもあって「私がさくらインターネットのレンタルサーバーを薦める理由」のページでも書いた通り、ユーザーに優しいとても良心的なサービスだと今でも思っています。

でも、エックスサーバーはそれよりもさらに早いのです。
そのぶん、料金は2倍以上します。(年間12,960円・税込・初期費用別)

2倍以上の金額をかけるほどページの表示速度が違うのか?と言われれば、客観的に言って「微妙」だと言えるでしょう。
0.5秒ぐらいしか変わらない感じです。(自分が作った全く同じサイトでの体感検証)
でもその0.5秒が体感として大きな差になっていると私は思っていて、何とかしたいとずっと考えていたのです。

  1. ユーザーがページ表示に待てるのは2秒まで。
  2. 3秒以上かかると40%以上のユーザーは離脱する。
  3. 表示が1秒遅れるごとにコンバージョン率は7%落ちる。
  4. 表示が1秒遅れるごとに顧客満足度は16%落ちる。

引用元:最低2秒、目指すは1秒以内。ウェブサイトを高速化するためのTIPS at #SMX Advanced Seattle 2012 | 海外SEO情報ブログ

この結果によれば、訪問ユーザーは最大でも2秒までしか待ってくれません。
わかります。私も2秒以内にページが表示されてこないようなサイトはその時点で閉じています。
私は重いサイトが大嫌いだ。ウンコより嫌いだ。
2秒の中での0.5秒の差はとても大きいものなのです。

参考情報:さくらサーバのスタンダードプランのCPU・メモリスペック(2016年10月17日時点)

さくらサーバのコントロールパネルにログインをすると「サーバ情報」というメニューがあり、そこでそのサーバの性能を確認することができる。
さくらサーバのスペック
CPUとメモリは以下のように書かれていた。

CPU Intel Xeon E312xx (Sandy Bridge)
メモリ 18GB

注意点:これは2016年10月17日時点のものであり、今後定期的にスペックが上がっていく可能性もあります。

参考情報:エックスサーバのX10プランのCPU・メモリスペック(2016年10月17日時点)

エックスサーバーでもサーバーパネルにログインをすると「サーバ情報」のメニューが用意されており、そこでスペックを見ることができる。
X10プランのスペック
CPUとメモリは以下のように書かれていた。

CPU Xeon E5-2640 v4( 2.40GHz ) x 2
メモリ 96GB

注意点:これは2016年10月17日時点のものであり、今後定期的にスペックが上がっていく可能性もあります。

上記のようにサーバーのスペックだけを見れば、さくらのスタンダードよりもエックスサーバーのX10のほうが圧倒的に性能が高いですが、共有サーバーの場合はスペックだけで判断することはできません。
なぜなら、1つのサーバーに何人の契約者が収容されるかによって、サーバーにかかる負荷が変わってくるからです。
いくら性能の良いサーバーだとしても、収容人数(サイト)が多かったり、負荷の高いプログラムを使用するような人がいると、ページの表示は遅くなってしまいます。

上記スペックはあくまでも参考程度に見るぐらいが良いでしょう。

サーバー移転をした後の状況

今これを書いている時点では、サーバー移転をしてから3日程度が経過しました。
さすがにエックスサーバーは早いです。
しかし、このブログはGoogleアドセンス広告がある影響で、ページの表示速度がわずかに遅くなっています。これは仕方ないでしょう。

私のクライアントの「韓国美容整形のHARU」様のサイトは同じくエックスサーバーのX10プランを使用しており、サイト内にアドセンス広告などもないため、いつアクセスしてもページの表示速度が非常に高速です。
WordPressのようなCMSを組み込んでいるのにこれだけの表示速度が出せれば、まさに理想的ですね。

というわけで、初めてのレンタルサーバー契約なら料金やサポートの良さの面でさくらインターネット、すでにサイトをお持ちの慣れている人はエックスサーバーに移行するのが、私が人におすすめできる現時点での最適解です。

追記:実はこのブログだけなく、本業のサイトのほうもエックスサーバーに移転しました。