AntecのPCケース・P280を購入したのでレビューしてみる

AntecPCケースP280というものを購入したので今回はこれの簡単なレビューを行おうと思う。
購入直後はこのような状態である。
AntecのPCケース・P280の箱の外観
AntecのPCケース・P280の箱の裏面

このP280というのは元々かなりデカいケースであることに加えて、発泡スチロールの緩衝剤が中に入っている状態で箱に梱包されているために、この箱自体が相当なデカさである。
1枚目の写真の後方に映っているような一般的な背の高さの扇風機と同等の高さだ。

重さもそこそこあるので、持ち運ぶだけでも結構大変である。
しかしデカいケースが好きな人はそこがまた興奮するポイントであることも事実だ。

実際に組み立ててみた

そして実際に組み立ててみると、このP280は非常に作業のしやすいケースであった。
Antecの以前のモデルのP182やP183などと違い、ケース内に仕切りがないので内部の空間がとても広い。

さらに、ケーブル類はすべてマザーボード裏側に回して接続することができるために見た目も美しく、エアフローの面から見てもとても良い。(この点はP182やP183も同じ)

特筆すべきはその裏側の配線スペースの空間がかなり広め(厚み2~3cm)なので適当に配線してもなんとかなるし、最後にサイドパネルを閉めるのに苦労することもない。

ちなみに私がこれまで使用していたP182では裏面の配線スペースの空間がもっと狭かった(浅かった)ため、配線の整理などにとても苦労したし、サイドパネルのツメがプラスチック製であったために、無理に閉めようとするとツメが折れてしまう危険性もあった。

こういった細かな気遣いが、実際に使用するユーザーにとっては非常に嬉しいところだろう。
組み上げ完了した際のケース内部は以下の画像のような感じになる。
P280の配線の状態
ケーブル類がずいぶんスッキリとしているが、これは決して私の腕とかではなく、このケースで組めばたぶん誰がやってもこれぐらい綺麗になる。

数日間使ってみて

そして、組み立ててから数日間使用しているが静音性はかなり高く、普通の感覚で気になるほどの音は聞こえてこない。

今は夏なのでケースファンをすべて最高回転数である1200回転で回しているが、それでも気になるほどの音はしない。
冷却性に関しても、P182に比べてそれほど大きな変化はないように思う。

総合的に見て、とても良いケースであった。
まだ発売されてそれほど経っていないこれほどの性能のケースが12000円前後で購入できてしまうのも素晴らしい。
従来ならば20000円弱はしてもおかしくないのではないだろうか。

デザインの好みは人それぞれあるだろうが、逆に言えばデザイン面が嫌でなければとてもおすすめできるケースである。