Linux Mintを導入してみた

Linux Mint 公式サイト
私の使用しているパソコンは3年半ほど前に購入したものだが、日常的にパーツの交換などを行っているせいで以前からいくつかのパーツが余りとなって押入れの中で眠っており、先日それらを寄せ集めて1台のパソコンを組み上げた。
通常ならばOSはWindows7をインストールするのが普通だろうが、Windows7を購入するとDSP版でも13,000円前後もかかるので、とても買う気にはなれなかった。

というわけで、世界中で使用されている無料のOSであるLinuxをインストールすることにした。
この判断には、「やはりWeb業界に片足でも突っ込んでいる身としてはLinuxは避けては通れない道だろう」 という私の個人的な考えも多分に含まれている。

また、私が人生で初めてパソコンを購入したのは20歳の時(1997年頃)なのだが、その際にどのパソコンを購入したらよいかを相談した人に「パソコンで何をやりたいの?」と聞かれ、私は冗談半分で「ハッカーになりたい」と言ったことがあった。

それはもちろん冗談での発言だったのだが、今でもやはりハッカーというのは私にとっては憧れの存在である。(一般的にハッカーと呼ばれる人たちは厳密にはクラッカーと呼ぶらしい)
つまりそのような高度な技術が欲しいということなのだが、その習得のためにLinuxはどうも効果的なもののようだ。

Linuxと一言で言っても多くのバージョン(ディストリビューション)が存在しており、ディストリビューションによって使い勝手はけっこう異なる。
いくつかのディストリビューションを試し、結果的にLinux Mintで落ち着いた。
3~4種類のディストリビューションをインストールしては消して、 を繰り返したために4枚ほどのDVD-Rを無駄にしたが、それは勉強代なので仕方ないだろう。

デスクトップ画面はこんな感じである。
Linux Mintのデスクトップ画面

使ったことのないOSでもまぁそれなりに使えるでしょ。 と考えて使い始めたのだが意外にも使い方がまったくわからず、アプリケーションをインストールして起動することすらネットでやり方を検索しないとできない有り様であった。
Windowsだったら簡単にできるような初歩的なことがなかなかできないためイライラする反面、人生で初めてパソコンを触った時のような新鮮な感覚が蘇ってくるあたりはLinuxをインストールした価値があると言えよう。

世の中で売られている周辺機器は基本的にWindowsまたはMacで利用されることを前提としているため、Linuxでは使えないと思ったほうがよい。

がしかし!
ダメ元でUSB端子に突っ込んでみると意外にも正常に認識したりして、普通に使えたりする。
周辺機器を購入した際に付属されるドライバCDのインストールすらせずに正常に使えたりする。
そもそもそのようなドライバCDはWindowまたはMac向けのドライバであるため、Linuxにインストールする意味もない。
だからこれはOS側で対応されているんだろうね、おそらく。

現状では全く使い方のわからないOSであるが、それなりに使えるようになればいろいろな活用ができそうな予感がするので、Windowsは購入せずにしばらくこのままでいようと思っている。