日本語フォント・ヒラギノの素晴らしい点

ヒラギノのゴシックと明朝
ずいぶん前の記事でヒラギノフォントに関する記事を何度か書いたことがあったが、それからもう数ヶ月経過しているにも関わらず今でもヒラギノ関連の語句で検索して来る人が多い。

Macのパソコンにはヒラギノが最初から入っているので、ヒラギノ関連の語句で検索している人はおそらくWindowsユーザーの可能性が高い。
やはり世間のWindowsユーザーにとってヒラギノはちょっとした憧れの的になりうるものなのだろう。

私はMacを所有していないのでMacに憧れを持っている。
AndroidユーザーがiPhoneに憧れを持ちがちなのと同じだ。
きっとヒラギノもそんな感じの存在なのではないだろうか。

「Macを買うともれなくヒラギノが付いてくる」という名言もあるほどである。

Windowsでヒラギノを綺麗に表示させるソフト

しかしヒラギノは価格が高いし、WindowsにヒラギノをインストールしてもMacとのフォントレンダリングの違いによって文字が擦れたような表示になるので基本的にはおすすめできないのだが、先日記事に書いたgdippMacTypeのようなフォントレンダリングを改善するソフトを導入すればWindows上でのヒラギノ表示もかなり綺麗にできる。しかも簡単に。

参考ページ:Windowsのフォント表示をもっと美しくする方法

どちらが優れているかといえば、gdippよりもMacTypeのほうがその導入や設定の簡易さ、互換性などから見て一歩リードしているのではないかと思う。
なのでこれからどちらかを導入してみようという方は、まずはMacTypeを導入してみると良いのではないだろうか。

その際先に知っておくべき留意点が2つあり、1つはMacTypeは中国製のソフトなので中国を毛嫌いしている方にはおすすめできないこと。
そしてもう1点は、インストールウィザードがすべて中国語表記なので、ソフトのインストール作業に慣れていない方はやめておいたほうがよいという点である。

しかし、インストールウィザードは基本的には初期設定のままウィザードを進めていくだけで問題ないし、中国語での文字表記と同時にレンダリングのプレビュー画面も備わっているので、それを見ながらなんとなく設定することも十分に可能である。(私はほとんど初期設定のままである)

アンインストールも素早く完了できる

また、gdippとMacTypeに共通して言える素晴らしい点としては、「アンインストールが素早く綺麗に行われること」である。
これは非常にポイントが高い。
こんなことは当たり前なことのようだが、実はそうでもないのだ。

タチの悪いソフト(特に有料ソフトや何かに付属してくるソフトに多い)などでは、アンインストールしようと思ってもパソコンの中にけっこう残骸が残っていたり、そもそもアンインストール作業の途中でエラーが発生したりして容易にアンインストールができないような悪質なソフトもある。
私はそのような悪質なソフトが大嫌いである。

というわけで、Windowsでもヒラギノを綺麗に表示させる土台が整った今、ヒラギノに憧れを持ちつつもまだ持っていない方は、思い切って購入しても良い時期なのではないでしょうか。

今後ヒラギノ以上の素晴らしい日本語フォントが世に出てきて、なおかつそれが事実上の標準フォントにでもならない限りかなり長く使用できると思うので、決して無駄な買い物にはならないと思いますよ。