ホームページのスマホサイト(対応化)は必要か?

keyborad
私は以前から「スマホサイト(対応)は必要か?」とずっと思っている。
確かに、PC用のウェブサイトをスマートフォンで表示すれば文字は小さく表示されて拡大の必要性が生じるし、リンクをタップするのにも位置を外したりする。
見にくく、使いにくいのは事実だろう。

しかし、だ。
かつてガラケーが主流だった頃は「携帯サイト」と呼ばれる簡素なデザインのサイトが多くあり、PCからのアクセスかそれとも携帯からのアクセスかによって表示させるページを振り分けていたのが普通だった。

その状況の中でスマートフォンというものが出現し、PCサイトをそのまま表示できる「フルブラウザ」が搭載されていることがスマートフォンの素晴らしい点の一つであった。(ガラケーにもフルブラウザが搭載されていたが、データ通信料が別枠で追加されたり、ブラウザの出来もイマイチだった)
つまり、

外出先にいながら家でPCで見るのと同じサイトを閲覧できる。

これがスマートフォンの素晴らしい点ではなかったのか。
スマホサイト化するとページ内の広告のクリック率が下がる」という説もどこかで見た気がする。

PCサイトよりも情報量が削られている場合がある

上記のような従来の携帯サイトや現在のスマホサイトになると、PCサイトよりも情報量が削られているケースが多い。
それは携帯電話の遅い通信速度でも快適に表示されるよう、画像を減らしたり、コンテンツを減らしたりしているからだ。
つまりそれは、PCサイトを閲覧する場合よりも、得られる情報量が少ないということになる。

デザインが限定される

さらに言えば、PCサイトで表現できていたデザインや見せ方はスマホサイトで再現できなくなるケースが多い。
「Webデザイン」という1つの分野があるように、ページのデザインが閲覧者に与える印象というのは確かにある。

以下のような考察もある。

考察:Appleはスマホサイトを作らない。
http://www.pxt.jp/ja/diary/article/257/

ただ、デザインの良し悪しによってアクセス数はほとんど増えたりしないので、私は「見やすく使いやすければそれで良い」ぐらいに思っている。
ウェブサイトにとって重要なのは見た目ではなく、コンテンツ(掲載されている情報)だからだ。

コンテンツを見せることがウェブサイトの本来の目的

このブログのアクセス解析を見ると、およそ4割のアクセスがスマートフォンからということが判明している。
4割もの人が見にくい状況の中でこのブログの文章を読んでいるとなると、それは少し問題がある。
特にブログなんてものは「見た目よりもコンテンツ」がすべてだ。
見た目にこだわってもアクセス数はまったく増えん!
そんなところにこだわるのは素人だ!

今までスマホサイトの制作に関してはイマイチ乗り気がなかった私でありますが、さすがに時代の流れに飲まれてこのブログをスマホ対応させました。
見にくい点がありましたらご連絡ください。直します。