Type Freshを使った後に元のフォントに戻す方法
- 公開日 : 2015年10月13日
- カテゴリ : スマートフォン
先日、Androidのフォント設定を変更するアプリ「Type Fresh」を使い、Nexus7の日本語フォントをヒラギノに変えたという内容を書いた。
参考ページ:Nexus7・2013年モデルの標準フォントをヒラギノに変更して見比べてみる
変更した後、念のために元のフォント(モトヤLマルベリ3等幅)に戻せるのかを試したら意外にも困ったので、同じような状況にいる人が多いのではないかと思い、その戻し方についてここに備忘録として書いておくことにします。
ヒラギノのフォントデータは拡張子を変えるだけで使えている
私の場合、Nexus7の標準日本語フォントである「モトヤLマルベリ3等幅」を「ヒラギノ角ゴシック体 W3」に変更した。
フォントファイル名で言うと、「MTLmr3m.ttf」を「ヒラギノ角ゴ ProN W3.ttf」に変えたわけです。
ちなみに、MacやiPhoneに標準で入っているヒラギノは「ヒラギノ角ゴ ProN W3.otf」というように拡張子がotfのフォントデータですが、これは特に変換作業などをすることなく、ただ拡張子をttfに変えるだけで使用できています。(Type Freshはotfファイルを認識しないらしい)
モトヤLマルベリ3等幅のフォントデータが見つからない件
そして問題なのは、モトヤLマルベリ3等幅の元のフォントデータが見つからないのです。
例えば、Rootディレクトリからsystem、fontsの中にあるのがデフォルトのフォントデータ群だと思われますが、そこにあるMTLmr3m.ttfにType Freshでフォントを置き換えても、表示はモトヤLマルベリ3等幅には戻りませんでした。ヒラギノのままです。(再起動しても変わらず)
Type Freshというソフトはデータを上書きをしてしまうのでしょうか?
端末内を探すのが面倒なので再ダウンロードする
私にとっては慣れないNexus7の内部ディレクトリをすべて探していくのは面倒だったため、モトヤLマルベリ3等幅をダウンロードして手に入れてしまえばいいのではないかと考えました。
iOSと違い、AndroidはオープンソースのOSなので、きっとそこに入っているフォントデータも公開されているはずだ。と思い、探してみたら普通にあった。
Androidにデフォルトで入っているフォントデータは以下のページで全て公開されています。
https://github.com/android/platform_frameworks_base/tree/master/data/fonts
上記ページにある「MTLmr3m.ttf」がモトヤLマルベリ3等幅になります。
その上にある「MTLc3m.ttf」はモトヤLシーダ3等幅です。
これをNexus7端末内の適当な場所に保存し、Type Freshで指定して適用すれば元のフォントに戻せるわけです。